長月「革靴」えてがみどどいつ   

2016年 09月 28日

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行ったり来たりの浮き世の義理へ今日も靴ひも結んでる



# by cuckoo2006 | 2016-09-28 16:53 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

長月「紙風船」えてがみどどいつ   

2016年 09月 24日

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一冊残した絵本は母の声が聞こえてくるページ

# by cuckoo2006 | 2016-09-24 17:31 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

長月「小松菜」えてがみどどいつ   

2016年 09月 19日

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水がいいからお米が旨い母が炊くからなお美味い

# by cuckoo2006 | 2016-09-19 21:34 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

長月「秋桜」えてがみどどいつ   

2016年 09月 14日

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病院帰りのだらだら坂はも一つ薬の増えた秋

# by cuckoo2006 | 2016-09-14 14:44 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

「この夏一番印象に残ったこと」3分スピーチ   

2016年 09月 09日

皆さま、こんにちは。
「この夏一番印象に残ったこと」、それは犬を連れて秋川渓谷へ遊びに行ったことです。

犬を連れてどこかへ出掛けることは我が家の大きな楽しみです。
外出用のキャリーバックが押し入れから出てくると、犬はもう狂ったように飛び跳ねます。
自分も連れて行ってもらえることが分かるのです。

犬を連れて出掛けるのが楽しいのは、この犬が全身で喜ぶのが嬉しいから。
その昔、子供達が小さかった頃、夏休みに海や山へ行く時に大ハシャギしていた姿と重なります。
誰かが喜んでくれるのは、とても張り合いのあることです。

そう言うわけで、今年の夏は犬に川遊びを体験させてやろうと秋川渓谷へ向かいました。
私も何十年ぶりに川へ入りました。
靴下を脱いでサンダルで浅瀬に入ると、足の指の間を川の水が流れとても気持ちが良かったです。
川は私の足首くらいの深さでしたが、うちの犬は小型犬なのでお腹まで濡れました。

川底には石がゴロゴロあり、流れも速く飼い主の私も転んだら大変。
犬は初めての川を恐がりませんでしたが、ずいぶんと緊張した様子です。
やはり身体の半分が水に浸かったので体温が奪われたのかも知れません。

一歩一歩進み、ゆっくりゆっくり川を渡り一往復します。
後は河原で川を眺めました。
川のせせらぎに蝉の声が聞こえ、束の間の涼しい時間でした。

さあ、今度はどこへ連れて行ってやろうかなあ、と楽しみにしています。

ありがとうございました。


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# by cuckoo2006 | 2016-09-09 15:30 | 3分スピーチ@話し方教室 | Trackback | Comments(0)

長月「コーヒーカップ」えてがみどどいつ   

2016年 09月 03日

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ジグソーパズルの四隅を埋めてコーヒーカップと雨の音

# by cuckoo2006 | 2016-09-03 15:56 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

「コンビニ人間」村田沙耶香〔著〕   

2016年 08月 26日

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 内容(「BOOK」データベースより)

36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしいと突きつけられるが…。「普通」とは何か?現代の実存を軽やかに問う衝撃作。第155回芥川賞受賞。  


 やはり芥川賞。独自の世界観が展開されます。それでいて読みやすく面白く一日で読了。著者ご本人が主人公と同じコンビニ勤務ということでも話題になりましたね。


 子供の頃から普通の世界の感覚と懸け離れ、両親を心配させてきた恵子は、大人になっても‟異物”としての自分のままでした。その彼女が開店準備中のコンビニエンスストアと運命的に出会う。恵子はコンビニエンスストアの店員という架空の生き物を演じることにより普通の人間という架空の生き物を演じるようになります。


 コンビニに満ち溢れる音の描写から始まる、清潔で秩序だった世界がレジの向こう側から描かれます。新鮮で心地良く感じました。ここで働いている時間だけ恵子は世界の正常な部品になることができるのでした。


 不審がられるのは面倒臭いから周囲を観察して普通に溶け込もうとする恵子。恵子に伊坂幸太郎の「死神の精度」の千葉が浮かびました。死神・千葉も痛みも疲れも感じませんが、痛いふり恐いふりをして任務に当たる。人間ってやっかいだなあ、と思いながら。恵子も死神・千葉も、こちら側の人間から見ると、羨ましいほどあっけらかんとしています。そして、全くあっけらかんとしていない同僚・白羽と出会った恵子の人生は思わぬ方向へ動き出します。


 普通と思ってやっていることだって考えてみれば、その場ではそうしておいた方が良いとされているから、あるいは皆がそうやっているから流れに合わせているに過ぎない。ホントに普通って何だろうと思えてきます。


 恵子の念願だった、あちら側からこちら側の人間になりかかった彼女に見えた景色は・・・恵子の心と体が下した最後の決断に胸がスカッとしました!



# by cuckoo2006 | 2016-08-26 20:44 | 本(日本のもの) | Trackback | Comments(2)

葉月「双眼鏡」えてがみどどいつ   

2016年 08月 24日

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地図を広げた外人さんに下町小さな輪ができる

# by cuckoo2006 | 2016-08-24 17:55 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

「永六輔さんのラジオ」3分スピーチ   

2016年 08月 20日

皆さま、こんにちは。

永六輔さんが7月にお亡くなりになりました。
永さんの「土曜ワイドラジオTokyo」を長いこと聞いていました。
永さんが話すと、どんなことでも面白くなりました。
たくさんのお話の中で、私がなぜか良く覚えている話をいたします。
「聞き間違え」のお話。頭の中の記憶のみでお話しします。

水の江瀧子さん、ターキーの別荘は小高い山の中腹のような所に建っていたの。
そこで、ある年の夏の初めだったかな、仲間で集まってすき焼きパーティーしようということになった。
 
僕達は、汗を拭き拭きターキーの山小屋に着いたの。
しばらくして中山千夏が遅れて到着した。
チナッちゃんが着いた後すぐに雨が降り出して、濡れなくて良かったね、なんて話した。

それで雨が上がってから、皆ですき焼きの材料を買い出しに行ったの。
山小屋に戻って、葱、春菊、シラタキ、焼き豆腐など並べると、チナッちゃんが「あれ?肝心のお肉は?」って聞くんだ。
「えっ?お肉は、さっきチナッちゃんが持って来たって言ったでしょ」と言うと
「アタシは、そんなこと言ってないよ。現にお肉なんて持って来てないし」とチナッちゃん。

でも、そこに居る全員が、チナッちゃんが「お肉を持って来た」と言いながら山小屋に入って来たって言うんだ。
ターキーも「アチシも聞いたよ!」って。

おかしいなあ、おかしいなあ、って皆で首を捻った。
そしたら、チナッちゃんが、思い出したようにこう言ったの。
「山小屋まで歩いて来る途中に雲行きが怪しくなったんで、急に曇ってきた、って言いながら玄関を入ってきたんだ。」

急に曇ってきた? きゅうにくもってきた?
 
そこでハタと思い当たった!

すき焼きのことしか考えてなかった僕達は、チナッちゃんが言った
 
「急に曇ってきた」が「牛肉持ってきた」に聞こえちゃったんだ!!


と、覚えているのはここまでのお話です。
それからきっとまた牛肉を買いに出かけたのしょうね。

永さん、長いことお疲れ様でした。
ご冥福をお祈りいたします。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
今日のハル
2016年8月4日、8才になりました!
「秋川渓谷に遊びに行ったよ。カーチャンもボクも必死の川渡りなんだあ」

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# by cuckoo2006 | 2016-08-20 18:34 | 3分スピーチ@話し方教室 | Trackback | Comments(0)

葉月「コンパクト」えてがみどどいつ   

2016年 08月 16日

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つけては外した三面鏡へ逢いにいく日のイヤリング

# by cuckoo2006 | 2016-08-16 14:06 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

「シン・ゴジラ」監督庵野秀明   

2016年 08月 12日

d0074962_13520937.jpg解説:「ゴジラ FINAL WARS」(2004)以来12年ぶりに東宝が製作したオリジナルの「ゴジラ」映画。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の庵野秀明が総監督・脚本を務め、「のぼうの城」「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」の樋口真嗣が監督、同じく「のぼうの城」「進撃の巨人」などで特撮監督を務めた尾上克郎を准監督に迎え、ハリウッド版「GODZILLA」に登場したゴジラを上回る、体長118.5メートルという史上最大のゴジラをフルCGでスクリーンに描き出す。内閣官房副長官・矢口蘭堂を演じる長谷川博己、内閣総理大臣補佐官・赤坂秀樹役の竹野内豊、米国大統領特使カヨコ・アン・パタースン役の石原さとみをメインキャストに、キャストには総勢328人が出演。加えて、狂言師の野村萬斎がゴジラのモーションキャプチャーアクターとして参加している。(eiga.comより)

 これは、いわゆる怪獣映画ではありません。
ゴジラは、人間が、私達の社会が生み出したもの。ゴジラが突きつける真実がなかなかに深く、また2時間退屈するところのない面白さです。
 
 東京湾から、横浜沖から、上陸したゴジラが都会の幹線道路をただただ歩く姿に爽快感が湧いてきます。不思議にもゴジラに感情移入してしまいました。

 非常事態を目の前に、政府は緊急対策委員会を立ち上げ会議と手続きに終始するのみ。御用学者はまるで役に立たない。事態収束のため東京壊滅を辞さない国連決議が採択されようとする中、唯一頼みの対応チームは最後の矢を放つ。一方、臨時内閣で総理を押し付けられた昼行燈のような農水大臣は、、、

 ゴジラが総攻撃される場面では何故か悲しい気持ちになりました。現実社会の中でゴジラが象徴する様々なもの、そこから幾つもの事が連想されました。右手に国技館を見たラストシーンの風景は衝撃的です。

 「面白かったねーー!!」これほど夫婦の意見が一致した映画は初めてかも知れません。


@TOHOシネマズ西新井


# by cuckoo2006 | 2016-08-12 16:26 | 邦画 | Trackback | Comments(2)

葉月「ヨーヨー」えてがみどどいつ   

2016年 08月 07日

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祭りの夜には雷様も恋の味方をしてくれる

# by cuckoo2006 | 2016-08-07 20:55 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

「つまをめとらば」青山文平〔著〕   

2016年 07月 30日

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内容紹介

女が映し出す男の無様、そして、真価――。

太平の世に行き場を失い、人生に惑う武家の男たち。

身ひとつで生きる女ならば、答えを知っていようか――。

時代小説の新旗手が贈る傑作武家小説集。

「ひともうらやむ」「つゆかせぎ」「乳付」「ひと夏」「逢対」「つまをめとらば」

男の心に巣食う弱さを包み込む、滋味あふれる物語、六篇を収録。


 六篇から成る短編集。

タイトルの「つまをめとらば」は、2015年下半期の直木賞受賞作品。上半期は、ご存じ芥川賞・又吉直樹の「火花」の回でした。


 淡々とした出だしの時代小説はずいぶん地味に感じられ、‟火花フィーバー”の後の控えめな登場も、この本の持ち味になるほど。静かな存在感が残りました。


 どの主人公も押しが弱く気が優しく、平穏と分相応を第一に生きています。野心や出世とは無縁なのですが、自分の中に譲れないものもある。イイ人揃いの主人公達を気持ち良く読みました。


 一篇目は「ひともうらやむ」。庄平は藩主を間近で守る番氏。庄平の幼馴染・克己が射止めた世津は、ただ美しいのではなく、男という生き物のいちばん柔らかい部分をえぐり出して、ざらりと触ってくるほどに美しい娘だった。庄平が嫁に迎えた康江の顔かたちは世津に及ぶべくもないと感じていたが、共に暮らすうちにいつしか庄平は康江と世津を比べなくなっていた。その後、それぞれの夫婦に起こる思ってもいなかった出来事・・・男達が決して口にはしない胸中に引き込まれます。


 二篇目は、妻を失った俳諧師が宿場女の逞しさに自らの詩材の狭さを思い知る「つゆかせぎ」。三篇目は、唯一女性が主人公の「乳付」。続いての「ひと夏」、「逢対」は少々甘くいい話になり過ぎたように感じましたが、最後の「つまをめとらば」は秀逸です。


 幼馴染の省吾と貞次郎が再会する。二人とも今は奉行のお役目を引退した独り身。ひょんなことから男二人が親しく暮らす中、それぞれに歩んできた道に関わり合った女達を振り返る。ーーふつうの女など、いない。ふつうを求めているとすれば、それは危ういーー三人の妻に翻弄された省吾の言葉には真実があります。そんな二人の前に、過去に彼等の心を深くとらえた佐世が現れる。佐世は以前とはすっかり変わった姿でした。佐世と言葉を交わしたことを切っ掛けに彼等はそれぞれの今後の人生に心を定めます。


 「やっぱり、省ちゃんは餓鬼大将で、俺は使いっ走りだ」

 んなことは、ない。

 ぜんぜんない。


 こんな終わり方もとても良かった。


 曲げることの出来ない自分の中の小さな正義。それが人の心に平安をもたらすのだとそれぞれの主人公に感じました。共感しました。


 「つまをめとらば」は1時間ちょっとで読めます。あっさりしていて恐くて深い。なつやすみにお時間があれば是非!




# by cuckoo2006 | 2016-07-30 15:28 | 本(日本のもの) | Trackback | Comments(2)

文月「向日葵」えてがみどどいつ   

2016年 07月 24日

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小さなリュックが運転席の後ろに立ってる夏休み

# by cuckoo2006 | 2016-07-24 17:12 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

文月「缶ビール」えてがみどどいつ   

2016年 07月 18日

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勝っても負けても待ってるビール外野が追ってく大飛球

# by cuckoo2006 | 2016-07-18 18:01 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

文月「百合水仙」えてがみどどいつ   

2016年 07月 13日

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遺影になっても変わりはなくて物を言わない人だった

# by cuckoo2006 | 2016-07-13 17:04 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

文月「輪飾り」えてがみどどいつ   

2016年 07月 07日

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★スカイツリーが目印だから織姫彦星迷わない★

# by cuckoo2006 | 2016-07-07 16:43 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

文月「お守り」えてがみどどいつ   

2016年 07月 05日

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運が良かったいい人だった見合い写真と五十年

# by cuckoo2006 | 2016-07-05 15:22 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

水無月「海老」えてがみどどいつ   

2016年 06月 30日

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揚げる側からお箸が伸びて海老の尻っ尾が笑ってる

# by cuckoo2006 | 2016-06-30 14:10 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

「64 ロクヨン」上・下横山秀夫〔著〕   

2016年 06月 26日


a0163466_13590808.jpga0163466_13594767.jpg内容(「BOOK」データベースより)

警察職員二十六万人、それぞれに持ち場があります。刑事など一握り。大半は光の当たらない縁の下の仕事です。神の手は持っていない。それでも誇りは持っている。一人ひとりが日々矜持をもって職務を果たさねば、こんなにも巨大な組織が回っていくはずがない。D県警は最大の危機に瀕する警察小説の真髄が、人生の本質が、ここにある。


 小説を読んで、久しぶりに血湧き肉躍る感覚を味わいました!


 「踊る大捜査線」を見て警察官に憧れた人はたくさんいると思いますが、この本を読んで警察官になりたいと思う人はまずいないでしょう。それくらい縦社会、男社会の閉塞感が充満しています。ここに居たいとは到底思えませんでした。


 昭和64年に起こった未解決の幼女誘拐殺人事件、通称ロクヨン事件から14年後の平成14年が舞台となります。

 物語には様々な対立の構図が描かれます。刑事部と警務部の対立など刑事ドラマにはまず出て来ない話。内部人事の実情に興味を引かれました。主人公は刑事部から警務部に異動になったばかりの三上広報官。彼の率いる県警広報と新聞記者達は激しくぶつかり合いながら水面下での駆け引きを繰り広げます。様々な人々の複雑に絡まり合った人間関係は色濃く、奥底をのぞき込むような心理描写に息苦しささえ感じました。

 そして、三上と妻の美那子は、3か月前から行方不明の高校生の娘あゆみの無事を祈り続けていました。

 そんな折、未解決事件の情報を求めるため警視庁長官が視察にやって来ます。被害者家族への弔問の交渉や新聞記者との攻防の中、三上はロクヨン事件には警察内部に隠蔽されている新事実があることに気づきます。やがて新たな事件が起こり、それに伴いロクヨン事件も一気に動き出します・・・・

 物語が重苦しかった分、最後は爽やかな風が吹き抜けます。そこはやはり横山秀夫でした。

 三上の妻が呟きます。「あゆみはきっとどこかにいる。ありのままのあゆみを受け入れて見守ってくれる誰かと。そこがあゆみの居場所。ここではなく、そこでならあゆみはのびのびと生きていける」と。

 私も本当にそんな気がしてきて分厚い本を読み終えました。




# by cuckoo2006 | 2016-06-26 16:48 | 本(日本のもの) | Trackback | Comments(0)

水無月「薬」えてがみどどいつ   

2016年 06月 22日

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いくつになっても心配されてこっちの台詞を言われてる

# by cuckoo2006 | 2016-06-22 14:12 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

「舟」3分スピーチ   

2016年 06月 11日

皆さま、こんにちは。
今日のお題は、「舟」。
鳴門の渦潮を見に行った遊覧船での忘れらないお話をいたします。

今から10年程前に、四国へ一人旅をしました。
香川から徳島へ入り、阿波踊り会館など市内を観光し、その後、鳴門へ向かいます。

時間の調整がうまくつかず、渦潮は大潮ではなく小潮の時間帯になってしまいました。
午後3時頃に鳴門の遊覧船のチケット売り場に着くと、窓口で
「これから次の舟に乗ると徳島駅まで戻るバスはもうありませんよ」と言われました。
まだ明るいのにびっくりです。
それでもタクシーに来て貰うことができるようです。
この目で鳴門の渦潮を見に来たのですから、引き返すわけにはいきません。

遊覧船に乗り込む時にも、「小潮ですよ。明日見た方がいいですよ」と言われました。
「明日はもう帰るので」と乗り込んだ遊覧船の乗客は私一人でした。

渦潮のポイント地点まで、年配の乗務員さんが「どこから来たんですか?」とか
「東京には息子夫婦が居てね」とか私のそばに座ってずっと話しかけてくるのです。
海の景色をゆっくり眺めたかったので、内心、向こうへ行ってくれないかなあと思いながら、相槌を打っていました。

やがて、舟は渦潮のビューポイントへ到着しました。
甲板に出ます。
指を指しながら、乗務員さんが説明してくれました。
小潮と言っても見事な渦巻きでした。

舟に大きな波しぶきが上がったので、咄嗟に私は後ずさりして柱の陰に入りました。
つまり、乗務員さんの視界から突如私が消えたのです。
その時の乗務員さんのあまりに俊敏な私を探す身のこなしと驚愕の表情で、すべてを悟りました。
すわ、飛び込みか!と思われたのです。

帰りのバスもない、最終便に乗り込む時から、自分が海に身を投げる危険性のある乗客としてマークされていたのだと思いました。

前の日に、香川のこんぴら神社の頂上まで上がった私は疲れ果てていたのですが、それからは、努めて明るく笑顔で乗務員さんに応対しました。
誤解が解けたようで、帰りの船では、乗務員さんも私から離れていきました。

颯爽と一人旅をしているつもりだった自分が、渦潮への飛び込み志願者に間違われたことが大ショックで、この事はずっと封印していました。
あれから10年が経ち、今ではそんなことも笑い話になり、一人旅したことを懐かしく思い出しています。

ありがとうございました。
♬♬♬ ♪♪♪ ♫♫♫ ♪♪♪ ♬♬♬ ♪♪♪ ♫♫♫ ♪♪♪ ♬♬♬

今日のハル
「お出かけ大好き!車の中では吠えないしチッコもしない優等生なんだぁ」

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# by cuckoo2006 | 2016-06-11 21:14 | 3分スピーチ@話し方教室 | Trackback | Comments(0)

水無月「折りたたみ傘」えてがみどどいつ   

2016年 06月 06日

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鏡の自分の視線を避けて笑顔になれない朝もある

# by cuckoo2006 | 2016-06-06 14:26 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(2)

水無月「カラー」えてがみどどいつ   

2016年 06月 02日

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きみが生まれた季節になって街はあじさい色の風

# by cuckoo2006 | 2016-06-02 16:52 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

皐月「秤」えてがみどどいつ   

2016年 05月 29日

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オジサンオバサン暮らしの声を拾うラジオが的を射る

# by cuckoo2006 | 2016-05-29 23:10 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

皐月「ノート」えてがみどどいつ   

2016年 05月 25日

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きみの鞄を荷台に乗せて自転車押してた恋してた

# by cuckoo2006 | 2016-05-25 16:02 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

「さざなみ」監督アンドリュー・ヘイ   

2016年 05月 21日

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「解説」長年連れ添った夫婦の関係が1通の手紙によって揺らいでいく様子を通し、男女の結婚観や恋愛観の決定的な違いを浮かび上がらせていく人間ドラマ。結婚45周年を祝うパーティを土曜日に控え、準備に追われていた熟年夫婦ジェフとケイト。ところがその週の月曜日、彼らのもとに1通の手紙が届く。それは、50年前に氷山で行方不明になったジェフの元恋人の遺体が発見されたというものだった。その時からジェフは過去の恋愛の記憶を反芻するようになり、妻は存在しない女への嫉妬心や夫への不信感を募らせていく。「スイミング・プール」のシャーロット・ランプリングと「カルテット!人生のオペラハウス」のトム・コートネイが夫婦の心の機微を繊細に演じ、第65回ベルリン国際映画祭で主演男優賞と主演女優賞をそろって受賞した。(eiga.comより)


 一言では感想が言い表せない映画でした。

 土曜日に結婚45周年パーティを控えた夫婦のもとに、月曜の朝、
夫が、妻と出会う前に付き合っていた恋人が事故で落下した氷山の中、当時の姿のまま発見されたという知らせが入ります。

 心身ともに眠り込んだように暮らしていた夫の心は大きく揺れ出します。病後の夫に寄り添うように過ごしていた妻の心にもさざなみが立ち始めます。

「My〇〇(恋人の名)」と言ってしまったこと。
「もし事故がなかったら彼女と結婚した?」という妻の二度の問いかけに二度とも
「YES!」と答えてしまったこと。
デリカシーに欠けた夫の致命的なミスに妻の心のさざなみは大きく広がります。

 美しさの面影を残しながらも、鏡には夫と出会ってから半世紀を刻んだ自分自身が映ります。そこへ氷の中で眠った20代のままの夫の恋人が登場する。あまりに良くできた残酷過ぎる設定です。

 心に空洞を抱えたまま生きている夫の目の前に、輝いていた過去が現れる。夫の心は一気に恋人の眠るスイスの氷山へと飛んで行ってしまいます。

 そして、迎える結婚45周年パーティ。夫の感動的なスピーチの後、夫婦は結婚式の時と同じ曲でダンスをします。ラストシーンの妻は・・・あれこそ現実でしょう。

 一緒に観た性格が男前の友人は、スイスになどいくらでも行かせてやれば良い、という意見。私は全く不本意ながら、妻の言動のすべてに共感してしまいました。

 老後はそれでなくても病気など苦労の種があるのだから、出来得る限り夫婦間に無用な波風を立ててはならない。墓場まで持っていく言葉を口にしてはならない。それが最低限にして最大限の相手への愛である、というのが一番の感想になりました。

@銀座シネスイッチ

# by cuckoo2006 | 2016-05-21 13:17 | 洋画 | Trackback | Comments(0)

「家族」3分スピーチ   

2016年 05月 15日

皆さま、こんにちは。
今月のテーマは、「家族」です。

そこで、先月観てきた映画、山田洋次監督の「家族はつらいよ」のお話をいたします。

「お父さんと居ることが私のストレスなの」
両親の離婚を心配して集まった子供夫婦を前にして吉行和子演じる妻のこのセリフ。

「ワ、ワッハッハ!」
と精一杯の虚勢を張って笑うしかない夫でした。
昔ながらの夫を演じる橋爪功のもう巧いこと!

胸がスカッとするような大笑いしたいシーンが何度もありましたが、笑い声を立てるのが憚られました。
なぜかというと、平日のガラ空きの客席には、中高年男性の一人客がちらほら見受けられたからです。
私の目には、これからの人生を妻とより良く過ごすために学ばれているように思えました。

その通りに、映画からは、貞淑な妻の積年の思いや、日々の暮らしの中での些細なことの大切さが伝わります。
物語は、身に覚えのあるようなやり取りや感情を掬い取りながらユーモラスなタッチで進みます。

紆余曲折を経て、傍若無人な態度を改めた夫は、妻への思いを言葉にすることで、ハッピーエンドを迎えます。

平穏が戻り、二階の寝室兼居間の夫婦の部屋で、それぞれが思い思いに過ごしています。
映画を観ながら眠ってしまった夫に、ライティングデスクで書き物をする妻。
妻は通っている小説教室の友人のお屋敷で、今後の人生を過ごそうとしていましたが、今の暮らしを続けることを選択したようです。
お互いの存在が空気のような二人の様子に、妻にとっても夫と一緒に居ることが一番気楽で幸せのように思えました。

雨粒の当たる窓から室内が映し出されるラストシーンが心に残りました。

「家族はつらいよ」のお話でした。

ありがとうございました。
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山田洋次監督「家族はつらいよ」HPより

# by cuckoo2006 | 2016-05-15 14:09 | 3分スピーチ@話し方教室 | Trackback | Comments(0)

皐月「カーネーション」えてがみどどいつ   

2016年 05月 08日

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袖を通せば防虫剤と母の匂いがまじってる

# by cuckoo2006 | 2016-05-08 16:30 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

皐月「柏餅」えてがみどどいつ   

2016年 05月 05日

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犬も子供も気配を消して連休しずかな両隣り

# by cuckoo2006 | 2016-05-05 16:29 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)