小説、映画、絵手紙、都々逸
by cuckoo2006
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「新しく仕入れたもの 畳」3分スピーチ

皆さま、あけましておめでとうございます。
新年初のお題は、「新しく仕入れたもの」、
我が家が昨年末に新しく仕入れたもの、それは畳です。

今の住まいに越して早いもので今年で10年になります。
畳も大分古くなってきました。
お正月も迎えることですし、畳を新しくすることにしました。

今度の畳は私が前から目をつけていた新しいタイプのものです。
畳にはヘリがなく一枚一枚が半畳。
そして、い草ではなく和紙でできています。
洋風なテイストが隣のフローリングと一体感を出し、狭い部屋も少しだけ広く感じます。
マンションなどでは、このタイプの畳がこれからは主流になっているようです。

畳替えは拍子抜けするほど簡単に済みました。
送られてきたパンフレットから色を選びます。
そして事前に部屋の採寸があり、当日は古い畳を撤去して新しい畳を入れるだけ。
あっという間に終わりました。

私が子供の頃の畳替えと言うと、それは大変なものでした。
昔は家の全部が和室という家がほとんどだったのです。
職人さんが庭に外した畳を並べ、大きな針でゴリゴリと肘を使い、畳表を縫い付けていきます。
子供にとって畳職人さんの動作はとても興味深いものでした。
けれども職人さんに近寄ると危ないので大変怒られます。
母がお茶やお菓子を出し、そのおこぼれを頂いたりして、畳替えの一日は子供にとって、ワクワクする一大イベントだったのです。

新しくなった畳は和紙で出来ているので新しい畳独特のい草の匂いはしません。
それは正直ちょっと物足りない気もします。
でも今度の畳は水分が染み込まず弾けます。
これはシツケの悪い犬がいる我が家には最適です。
新しい畳が目に入ると、気分が新たになり、今年が良い年になる気持になります。

ありがとうございました。

♬♬♬ ♪♪♪ ♫♫♫ ♪♪♪ ♬♬♬ ♪♪♪ ♫♫♫ ♪♪♪ ♬♬♬

今日のハル
「ボクのチッコも染み込まないんだってサ」
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# by cuckoo2006 | 2018-01-13 17:21 | 3分スピーチ@話し方教室 | Trackback | Comments(0)

睦月「祝い箸」えてがみどどいつ

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兄弟喧嘩も大人になって故郷の炬燵の年始め

# by cuckoo2006 | 2018-01-11 16:52 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

睦月「鏡餅」えてがみどどいつ

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元気な顔だけ見せ合う年始あれこれ訊かないことにする

# by cuckoo2006 | 2018-01-08 16:47 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

「探偵はbarにいる3」監督吉田照幸

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解説:作家・東直己の「ススキノ探偵シリーズ」を大泉洋と松田龍平の共演で実写映画化した人気シリーズ「探偵はBARにいる」の第3作。札幌にあるアジア最北の歓楽街・ススキノ。この街の裏も表も知り尽くす探偵のもとに、相棒である高田が人探しの依頼を持ち込んでくる。失踪した女子大生・麗子について調査を開始した探偵たちは、モデル事務所の謎めいた美人オーナー、マリに翻弄されるうちに、いつしか大きな事件に巻き込まれていく。裏社会に影響力を持つ冷酷非道な大物実業家・北城役をリリー・フランキー、マリ役を北川景子、麗子役を前田敦子がそれぞれ演じる。監督は前2作の橋本一から「疾風ロンド」の吉田照幸にバトンタッチ。脚本はシリーズ全作を手がける古沢良太。(映画comより)
 
 大泉洋、上手くなったなあ!というのが一番の感想です。
2011年「探偵はBARにいる」
は映画館で鑑賞。「2」は見逃し、今回の「3」で7年ぶりの探偵との再会です。

 最初の作品では正直言って、共演の松田龍平と役者としての格の違いを感じました。素の大泉が見え隠れし、持ち味の軽さが出過ぎていました。松田龍平の存在感あってこそ成立する作品という印象です。(小心者ゆえ迷った末、感想記事にこの事を書かなかったので記憶はより鮮明)

 男子三日会わざれば刮目して見よ、ですねえ。大泉洋は、もう松田龍平と互角でした。互角ゆえ更に松田龍平の個性が活きます。渋みを増した探偵の表情に歳月を感じました。
 
 思えば、NHK大河ドラマの「真田丸」で主人公の兄の真田信幸を演じた時にも、一皮むけたなあと思ったものでした。大泉ファンとしては嬉しいことです。

 作品はもう定番の安定感。期待を裏切りません。心沁みるラストが荒っぽい雰囲気を奇麗さっぱり押し流します。エンドロールの後にオチがありますのでお見逃し無く。
 
 今年は、堅くなる一方の頭のマッサージも兼ね、ご近所シネコンにせっせと通いたいと思います♪


@TOHOシネマズ西新井

# by cuckoo2006 | 2018-01-05 20:59 | 邦画 | Trackback | Comments(0)

睦月「鈴」えてがみどどいつ

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戌年犬好きペットの長寿お願いしている初春(はる)の鈴
  ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

あけましておめでとうございます
関東地方は穏やかな元日となりました。

大晦日の紅白歌合戦、エレファントカシマシも安室奈美恵も良かったですが、一番響いたのは竹原ピストルの「よー、そこの若いの」でした。
住友生命のCMソングでサビの部分は聞き覚えがありましたが、こんなにいい曲だったのですね。

♪よー、そこの若けェの
こんな自分のままじゃいけないって
頭を抱えてるそんな自分のままで行けよ

♪よー、そこの若けェの
君だけの汗のかき方で
君だけの汗をかいたらいいさ

オバサンも励まされてしまいました。

2018年も皆さまにとって健やかな良い年でありますように!


# by cuckoo2006 | 2018-01-01 14:49 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

師走「水仙」えてがみどどいつ

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静か過ぎると心配されて時どき生きてる音を出す

# by cuckoo2006 | 2017-12-27 15:43 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

師走「魚偏漢字湯呑み」えてがみどどいつ

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遠慮するなと息子が笑う真ん中あたりの寿司を食う

# by cuckoo2006 | 2017-12-23 14:44 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

師走「蛇口」えてがみどどいつ

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背中が湯気出す朝練習は蛇口が包帯巻いている

# by cuckoo2006 | 2017-12-17 17:34 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

「一年の終わりに 狂歌」3分スピーチ

皆さま、こんにちは。
今日のテーマは「一年の終わりに」です。
そこで、私が一年の終わりに作る狂歌のお話をいたします。

皆さま、狂歌ってご存じでしょうか。
狂歌とは、社会風刺や皮肉、滑稽を盛り込んだ五・七・五・七・七の形でつくる和歌短歌のことです。江戸時代に大流行しました。

私は雑俳と呼ばれる言葉遊びの会に参加しています。
雑俳は「ざっぱい」と読みます。
雑俳には、川柳、洒落付け、語呂合わせ、都々逸など様々なジャンルがあります。
雑俳も江戸時代に生まれた庶民の遊びです。

雑俳の会では毎回色々なお題が出されます。
頭を絞って考え、いい句がひらめいた時は嬉しいものです。
一年の終わりの12月の句会には、今年一年に起こった出来事を詠み込む狂歌が出題されます。

狂歌は万葉集からの有名な歌の一部を変えて作ったりします。
また、掛詞(かけことば)の技法を使うことも多いです。
掛詞の技法とは「その手は桑名の焼きハマグリ」などというものです。
 
皆さまもきっとお聞きになったことがある、狂歌の名作を一つご紹介します。

白河の 清きに魚(うお)も 住みかねて もとの濁りの 田沼恋しき

これは魚の住む「田沼」と江戸幕府老中の「田沼意次(おきつぐ)」が掛けられています。
汚職がはびこっていても田沼意次時代の方が自由で豊かで暮らしやすかった、今の松平定信は窮屈でヤだねえ、などという庶民の本音が込められているのでしょう。
こんなふうに狂歌を作ることで御上への鬱憤を晴らしていたのかも知れません。

では最後に、私が作りました今年一年の出来事を詠んだ拙い狂歌を三つご紹介します。

一年の 終わりの手締め 上野から 幸せ響くヨーオシャンシャン
(手締めのシャンシャンとパンダの赤ちゃんのシャンシャンが掛かっております)

お次はノーベル文学賞。村上春樹ファンの心境です。

ハルキスト ディラン・ショックも 癒えぬまま もう慰め聞カズオ・イシグロ
(去年はボブ・ディラン、今年はカズオ・イシグロの手に・・・)

一番最後は、貴乃花親方派の立場から作りました。

礼節は モンゴル会の 出席と けして白鵬破らざること

いかなる理由も暴力を肯定することはできません。


ありがとうございました。

♬♬♬ ♪♪♪ ♫♫♫ ♪♪♪ ♬♬♬ ♪♪♪ ♫♫♫ ♪♪♪ ♬♬♬
 
今日のハル
「ヨルはカーチャンの膝の上がボクの定位置さ」
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# by cuckoo2006 | 2017-12-09 21:14 | 3分スピーチ@話し方教室 | Trackback | Comments(0)

師走「落花生」えてがみどどいつ

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埃まみれのお役目終えた消化器外して十二月

# by cuckoo2006 | 2017-12-04 16:14 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

師走「かぼちゃ」えてがみどどいつ

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今年の苦労をたっぷり吸って家計簿分厚い十二月

# by cuckoo2006 | 2017-12-02 15:58 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

「澪木」朴重鎬[著]


 d0074962_15010304.jpg『「北」への帰国とは何だったのか。祖国・北朝鮮へ帰国した弟夫婦の惨憺たる生活、子どもたちを民族学校から日本の学校へ転校させる姉夫婦、そして「愛国組織」──。一人の女性の生に在日同胞の現代史を集約して描く力作長篇小説。』(帯より)




 読んでいて楽しくなる本ではありませんが、強く引き込まれました。時代は1950年代後半、主人公の明姫(ミョンヒ)は東京にある民族学校の教師。「愛国事業」に関わる編集者の夫、一歳の娘と暮らしています。朝鮮料理店を営む明姫の両親は濃密な愛情を子供達に注いでいます。

 

 明姫の日常生活を通して「愛国組織」への忠誠と同胞達との肉親のような絆が描写されます。日本という国に住みながら祖国・北朝鮮の一員としての強固な価値観を持つ人びと。彼等の内面を始めて知る思いでした。

 

 私達と懸け離れた世界にいる明姫ですが、妻、母、娘としての思いは当たり前過ぎるほど普遍的です。実家を助けることについての夫への遠慮、両親が自分を頼り切っていることへの気の滅入り、乳飲み子と保育園で別れる切なさなど身に覚えのある感情が沸き上がります。作者が男性であることが信じられないほど明姫の揺れ動く胸の内にリアリティがありました。


明姫は弟の面倒を見ながらも、おとなし過ぎる性格に不甲斐なさを感じています。その弟が、亡くなる前のオモニ(母親)の世話を買って出ます。病院の暗い小部屋で死を待つオモニ。弟の優しさが明姫の心を救います。強く印象に残る場面でした。


オモニの死後、父と弟は祖国への帰国を決めます。これが彼等にとって未来の開ける、正しい選択と信じ送り出す明姫。彼女は心に重りをつけたように苦しむことになります。


祖国での苛酷な生活は、弟家族からの手紙文ですべて表現されます。手紙は毎回、生活の苦しさを嘆き、時計、ミシン、靴などを送ってくれという訴えで占められます。弟家族の叶えられない願いは次第に怒りを含んだものに変わっていきます。


弟一家へ心配と同情を深めながらも、それらの手紙は明姫の心を彼等から遠ざけます。夫の看病のため教員を辞め北海道で暮らす明姫の生活も厳しいものでした。現実感にあふれた双方の心理描写に胸が塞がれます。

 

 物語の中には日本人がほんの僅かに登場します。明姫の近所の日本人主婦達は軸のない、ふわふわとしたお気楽な存在に描かれます。仲良くしていても明姫と彼女達の間には、はっきりと一線が引かれていることが感じられます。

 

 もう一人終盤に登場する、夫の子供の頃からの知り合いの「森田の小母さん」。彼女はお裾分けや心付けを申し訳なさそうにそっと置いておくような心根の優しい人。日本人読者としては彼女の存在に救われます。


日本で生きていく以外に道はない明姫夫婦は、娘達を民族学校から日本の公立小学校へ転校させることを決意します。民族学校の寄宿舎から娘達の荷物を夫婦が運び出すところで物語は終わります。


重く暗い題材ですが、「いじいじ考えてばかりいて何もしないでいるのは性に合わない」明姫の気質が物語を支えています。

 

 生まれ育った日本と祖国に引き裂かれながら人生を歩む主人公。その心の深淵に少しだけ触れる思いで本を閉じました。


# by cuckoo2006 | 2017-12-01 18:15 | 本(日本のもの) | Trackback | Comments(0)

霜月「レモン」えてがみどどいつ

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あなたへ真っ直ぐ走って行ったあの日のあんなに青い空

# by cuckoo2006 | 2017-11-29 15:53 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

霜月「しいたけ」えてがみどどいつ

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伊達に亭主をやってはいない喧嘩の負け方知っている

# by cuckoo2006 | 2017-11-24 15:22 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

霜月「さやえんどう」えてがみどどいつ

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娘のところへ越してくらしい葉書のさよなら笑ってる

# by cuckoo2006 | 2017-11-20 15:36 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

霜月「ラフランス」えてがみどどいつ

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向こうもこっちも心配事は伝えぬ絵文字が笑ってる

# by cuckoo2006 | 2017-11-18 20:47 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

霜月「落ち葉」えてがみどどいつ

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上野へパンダへ公園口へ頭上注意の通り抜け

# by cuckoo2006 | 2017-11-15 18:10 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

霜月「軍手」えてがみどどいつ

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こころの雑草いっしょに抜いて朝露軍手を湿らせる

# by cuckoo2006 | 2017-11-13 15:51 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

「近所の気になること」3分スピーチ

皆さま、こんにちは。
今日のお題は、「近所の気になる事」。
近所のちょっと気になる喫茶店のお話をいたします。

それは、私の住んでいる西新井の駅のすぐ傍にある「シルビア」という喫茶店です。
階段を上って一歩店内に入ると、そこは昭和レトロの別世界です。

私がこの店を知ったのは、テレビ東京・土曜夜の「アド街ック天国」という番組でした。
毎回一つの街を徹底的に紹介します。
取り上げられた街にある場所のランキングが発表されます。
西新井の回の第1位は、もちろん西新井大師。
そして、この「シルビア」も第15位にランキングされていたのです。

すぐに行ってみました。
お店の入り口には誇らしげに「アド街ック天国・第15位」と張り出されていました。
テレビの効果は絶大です。
私のようなお客がたくさん来たのでしょう。

「シルビア」の1階は広大な面積のパチンコ屋さんです。
その2階部分がまるごと「シルビア」。
広々としたくつろぎの空間です。

ステンドグラスにシャンデリアという昭和へタイムスリップしたような雰囲気に、「シルビア」はテレビや映画のロケが何度も行われているそうです。

私が「シルビア」を好きなのは、とにかくゆったりとしていること。
4人のボックス席に一人客が点在しているので長い時間座っていても全く気を使いません。
食事もでき、ハンバーグにもオムライスにも焼きそばにも何でも味噌汁がついてきます。

落ち込んだ気分の時、なぜか「シルビア」へ足が向きます。
いつも注文するのは、ホットケーキセット。
ホットケーキには生クリームとバナナのスライスが添えられカラフルな粒々がトッピングされています。
やさしく懐かしい味です。
頭を空っぽにゆっくり過ごした後、階段を下りて「シルビア」を出ます。
すると、いつも不思議に心が充電されたように元気になっているのを感じます。
そんな西新井のオアシス「シルビア」のご紹介でした。

ありがとうございました。

シルビア店内
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(画像はお借りしました)



# by cuckoo2006 | 2017-11-11 17:47 | 3分スピーチ@話し方教室 | Trackback | Comments(0)

霜月「味噌汁」えてがみどどいつ

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今日の社説は我が意を得たり豆腐のみそ汁うまいこと

# by cuckoo2006 | 2017-11-06 21:05 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

「三宅義信選手」 エッセー@文章教室

 三宅義信選手

           

 2020年の東京五輪が楽しみ! とは、なかなかおおっぴらに言いにくい雰囲気だ。私の回りには驚くほど五輪開催に反対する声が多い。膨らみ続ける予算を他の事に使う方が良いとも思う。けれどもお祭りに乗っかるのが好きな私は、観戦チケットを何とか手に入れ、友達を誘ったり家族に分けてやったりしようと密かに意気込んでいるのだ。


1964年、東京五輪が開かれた時、私は小学校4年生だった。新宿の社宅に住んでいた私は、母と代々木体育館へ体操の練習を観に行った。恐らく安い入場料で見学できたのだろう。

男子選手か女子選手かの記憶も曖昧だが、一つだけはっきり覚えていることがある。選手が入場すると、こんなアナウンスが流れた。

「日本選手だけでなく外国の選手も応援してください」

笑い声がどっと湧き起こった。

「どうして今、みんな笑ったの?」

私にはなぜ笑いが起こったのか理解できなかった。こんなに笑うなんて外国の選手に失礼じゃないかなと思った。母からも納得いく答えは返ってこなかった。

今から思えば、その笑い声は、オリンピック自国開催の晴れがましさ、目の前でこれから活躍するであろう体操選手を観られる嬉しさ、そしてあと数日となった開会式、そんな高揚感いっぱいの暖かな笑い声だったのだろう。

オリンピックは幕を開けた。毎日テレビを夢中で見た。日本選手団の中で一番最初に金メダルを取ったのは重量挙げの三宅義信選手である。

私も三宅選手と一緒になって息を止め、顔を真っ赤にしてバーベルを挙げている気持で応援した。

その後、三宅選手はたくさんのテレビに出演された。三宅選手を見ると、もう一緒にバーベルを持ち上げる必要もないのに、いつも息苦しい気持になった。

不安になって母に訴えた。

「お母さん、私、この人がテレビに出ると胸が苦しくなるの」

母は笑ってこう言った。

「アキコ、それは恋よ」

10歳の私は驚いた。そして、この事は誰にも言わないことにしようと心に決めた。

三宅義信さんはロンドン、リオ2大会続けてメダルを獲得した三宅宏美選手の伯父さんである。

最近、テレビで久し振りに三宅義信さんを拝見した。現在77歳、静かな佇まいに威厳と風格が感じられた。初恋の人が今でも素敵で嬉しかった。


 2020年には夫もリタイアしていると思う。マラソン競技など一緒に応援に繰り出そう。日本の選手にも外国の選手にもたくさん声援を送るつもりだ。


# by cuckoo2006 | 2017-11-03 15:49 | エッセイ@文章教室 | Trackback | Comments(0)

霜月「蜜柑」えてがみどどいつ

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永代供養でこのお値段で妻がいいなら決めようか

# by cuckoo2006 | 2017-11-01 21:16 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

神無月「柿」えてがみどどいつ

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駆け出したくなる秋空だから私もそこまで用意ドン

# by cuckoo2006 | 2017-10-30 14:50 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

神無月「マスカット」えてがみどどいつ

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袋いっぱい美味しい秋をもいだはとバス弾んでる

# by cuckoo2006 | 2017-10-26 18:08 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

神無月「黄菊」えてがみどどいつ

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お化けでいいから出て来てほしい話したいこと溜ってる

# by cuckoo2006 | 2017-10-24 16:03 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

神無月「鈴」えてがみどどいつ

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みんな取り越し苦労で済んだ御礼参りの鈴の音

# by cuckoo2006 | 2017-10-20 16:33 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

「秋」3分スピーチ

皆さま、こんにちは。

先月「秋」というお題を聞き、私の頭に最初に浮かんだ事をお話しします。
それはまだ暑さの残る9月、ゼミ仲間男女5人で軽井沢へドライブした思い出です。

お金がない学生だった私達は、仲間の一人のお父さんの車で憧れの軽井沢へ向かいました。
はしゃいだ気分の私達は、車の中で秋の歌を一人ずつ歌う山手線ゲームをすることにしました。
一人ずつ秋の歌を歌い出し、続けて皆で合唱します。

♪今はもう秋~誰もいない海~~   
♪秋の夕日に照る山もみじ~~
♪うす紅の秋桜が秋の日の何気ない日溜まりに揺れている~~
♪小さい秋小さい秋小さい秋見つけた~~
 
5人でぐるぐる回るので秋の歌もだんだん尽きてきました。
すると仲間の一人がこんな歌を歌い出しました。

♪秋でもないのに人恋しくて寂しくて黙っていると~~

これはフォーク歌手・本田路津子さんの「秋でもないのに」というヒット曲です。

この歌について議論が始まりました。
「秋でもないのに」と歌っているのでこの歌は秋の歌には含まれないという派と、「秋」という言葉が入っているのだから秋の歌にカウントされるという派が激突したのです。
皆でギャーギャー言い合いました。

車内が険悪な雰囲気になった頃、車は軽井沢に到着しました。

40年前の軽井沢は、それはハイソな雰囲気でした。
金網越しに見たテニスコートには正田美智子さんと皇太子殿下の姿が浮かぶようでした。

有名な「万平ホテル」でお茶を飲もうなどと大きなことを言っていたのですが、私達がとても入れるような場所ではなく、普通のホテルでサンドイッチと珈琲を飲みました。
それでも当時の私達には目の玉が飛び出るようなお値段でした。

そして絵葉書を1セット買って皆で1枚ずつ分け合いました。
「軽井沢は空も雲も風も、もう秋です」と気取って書いたことを覚えています。

「秋でもないのに」が秋の歌なのかどうか今でも分かりませんが、
それは絶対に秋の歌ではない!とハンドルを握りながら言い張っていた男のコの顔を懐かしく思い出しています。

ありがとうございました。

♬♬♬ ♪♪♪ ♫♫♫ ♪♪♪ ♬♬♬ ♪♪♪ ♫♫♫ ♪♪♪ ♬♬♬

今日のハル
「絵手紙って美味しそうだなあ」
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# by cuckoo2006 | 2017-10-14 21:54 | 3分スピーチ@話し方教室 | Trackback | Comments(0)

祝!カズオ・イシグロ ノーベル文学賞受賞!!

『わたしを離さないで』カズオ・イシグロ[著] 土屋政雄[訳]


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内容紹介「自他共に認める優秀な介護人キャシー・Hは、提供者と呼ばれる人々を世話している。キャシーが生まれ育った施設ヘールシャムの仲間も提供者だ。共に青春 の日々を送り、かたい絆で結ばれた親友のルースとトミーも彼女が介護した。キャシーは病室のベッドに座り、あるいは病院へ車を走らせながら、施設での奇 妙な日々に思いをめぐらす。図画工作に極端に力をいれた授業、毎週の健康診断、保護官と呼ばれる教師たちの不思議な態度、そして、キャシーと愛する人々 がたどった数奇で皮肉な運命に……。彼女の回想はヘールシャムの驚くべき真実を明かしていく――英米で絶賛の嵐を巻き起こし、代表作『日の名残り』を凌駕する評されたイシグロ文学の最高到達点 。」

 久々の“一気本”でした。
 物語は、31歳になった介護人キャシー・Hが子供時代を過ごした全寮制の施設へールシャムでの生活を回想していく形で進みます。子供同士の仲間意識やちょっとした意地悪に喧嘩など、丹念な描写に馴染み深い感情が甘酸っぱく蘇ります。

 その一方で、教師を保護官と呼び、外界から遮断されたこの施設の実態はどういうものなのか?「提供」という言葉の意味するものは?そしてこの物語はどこへ辿り着くのか?読者に不吉な予感を感じさせながら、へールシャムの中で子供達は成長して行きます。

 そして、友人同士の親密さ、気まずさ、微妙な力関係や淡い想いなど、刻々と変化していく感情が息苦しいほど繊細に描かれていく。どれもこれも脈打つような描写に引き込まれました。

 1章進むごとに主人公達は、9歳、13歳、16歳・・と年齢を重ね、へールシャムの輪郭が次第にくっきりしてきます。この物語は一体どこへ行くのか?という興味が、グングン加速します。

 ラストは、やはりカズオ・イシグロでした。すべてが明らかにされた後、淡い余韻を残し物語は終わる。言ってみれば奇想天外なストーリーなのですが、主人公達が与えられた運命を淡々と受け入れていくところに、現実の社会に適応して生きるという意味において、自分に引き付けて感じられるものがありました。作者の巧さであり物語の哀しさでしょう。

 人と人との間にある“空気”を繊細に掬い取る描写とストーリーへの興味に、ページを捲る指が止まりませんでした。

(2007年8月9日掲載記事)





# by cuckoo2006 | 2017-10-08 18:02 | 本(外国のもの) | Trackback | Comments(0)

神無月「栗」えてがみどどいつ

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母の鼻唄聞こえるようなまな板斜めの傷がある

# by cuckoo2006 | 2017-10-05 16:32 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

神無月「コスモス」えてがみどどいつ

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鉄橋染めてく橙色へ少年野球の河川敷

# by cuckoo2006 | 2017-10-02 18:09 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)