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「ゴーストライター」 監督ロマン・ポランスキー
ストーリー:元英国首相アダム・ラングの自伝執筆を依頼されたゴーストライターが、ラングの滞在する孤島を訪問。取材をしながら原稿を書き進めていくが、次第にラングの過去に違和感を抱き始める。さらには前任者の不可解な死のナゾに行き当たり、独自に調査を進めていくが、やがて国家を揺るがす恐ろしい秘密に触れてしまう。「チャイナタウン」「戦場のピアニスト」のロマン・ポランスキー監督が描く本格サスペンスで、第60回ベルリン国際映画祭銀熊賞(最優秀監督賞)を受賞。ユアン・マクレガー、ピアース・ブロスナンらが共演。
キャスト: ユアン・マクレガー、ピアース・ブロスナン、キム・キャトラル、オリビア・ウィリアムズ、トム・ウィルキンソン、ティモシー・ハットン、ジョン・バーンサル、デビッド・リントール、ロバート・パフ、イーライ・ウォラック (映画.comより) 週刊文春の「シネマチャート」で、めったに出ないジャッジするほぼ5人全員が★5つつけた作品。これは観逃せぬと上映館へ出かけました。しかし、プロがこぞって絶賛というのは、かなりクオリティの高い作品なのですね。張り巡らされた伏線は一瞬だけ見せられ、テンポ良い展開にまどろっこしい説明は一切なし。飲み込みの悪いオバサンは苦戦しました。 元イギリス首相の自伝執筆を依頼されたゴーストライター(劇中での名前なし)は、気乗りしないまま高額の報酬につられ、元首相が滞在する孤島へ出かける。ゴーストライターは、孤島の瀟洒な屋敷で、元首相と妻、女性秘書らと会い取材を始める。この自伝執筆の前任者は、首相補佐官を務めた人物だったが、執筆中に事故死している。ゴーストライターは、取材を進めるうち、元首相の話に小さな矛盾を感じ、また前任者の死に疑問を抱く。彼は孤島の中で密かに調査を始める。そんな中、イスラム過激派の拷問に加担した容疑で、元首相に捜査の手が伸びる。やがてゴーストライターは、前任者が書き残した自伝の中に残した驚くべきメッセージを読みとる・・・・・ ネタバレアリのブログを見つけて何とか頭の中を整理できたのですが、まだ霞みは晴れません。前任者の元補佐官は、元首相の意思のもとに伝記にメッセージを残したのですよね。でも、それを公にすることは不可能なので、そのメッセージを誰に伝えようとしたのか。次のゴーストライターに、なのでしょうか。元首相にとっては、それは明かしたくない最大の秘密と思うのですが、それ以上に、組織と、ある人物に一矢報いたかった、という訳なのでしょうか、、、核心の部分に靄がかかったままです。 ラストシーンの見せ方も最高の恰好良さです。でもこの時には私の頭の中は疑問符でもう満杯。筋に乗り遅れると一級品の雰囲気も楽しめないものですね。そんなわけでロマン・ポランスキー監督に歯が立たちませんでした。ザンネン。 @ヒューマントラストシネマ有楽町 ★次回は、角田光代の「ひそやかな花園」です。.
by cuckoo2006
| 2011-10-19 00:37
| 洋画
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