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「ラストキング・オブ・スコットランド」 監督ケヴィン・マクドナルド
(内容「シネマカフェ」より)
『軽い気持ちでアフリカのウガンダに赴いた若きスコットランド人医師・ニコラス(ジェームズ・マカヴォイ)。彼がそこで出会ったのは想像を絶する衝撃的な存在だった――。1970年代の絶対的君主統制下のウガンダを舞台に侍医として独裁者に近づき過ぎてしまった主人公に迫りくる恐怖を描いた物語。『ブラック・セプテンバー/五輪テロの真実』でアカデミー賞ドキュメンタリー部門賞を受賞したケヴィン・マクドナルド監督がドキュメンタリータッチで実在した独裁者アミンの姿を描き出す。』 この映画は、私にはどうにも駄目でした。 最初に、「これは事実を基にした物語です」というテロップが出ます。カリスマ的存在から次第に独裁者となっていったイディ・アミン―実在の人物をモデルに、絶対的君主統制下のウガンダで大量虐殺に至るまでが描かれるのですが、アミン大統領のアドバイザーに任命される若きスコットランド人医師など、多くは作品中、作られたキャラクターだと思います。 まず、この青年医師の軽薄ぶりに辟易としました。何しろ、アミンの第二夫人を孕ませてしまいます。 そして、独裁者アミンを演じるフォレスト・ウィテカー、この作品の一番の見所であるアカデミー主演男優賞に輝いたウィテカーの演技も残念ながらこちらに深く響くものはありませんでした。デフォルメされた印象ばかりが強く、独裁者の内面を掘り下げるものは感じられません。 それに、何と言ってもアミン大領領の顔もよく知らない私が悪かった・・・昨夏の「太陽」で、昭和天皇そのものを演じたイッセー尾形に感嘆したような肝の部分を味わうことが出来ませんでした。 ストーリーの退屈さにウトウトしていたら、突如、残酷なシーンに叩き起こされました。同じアフリカの史実を伝えた「ルワンダの涙」が、瞬間的に目を覆う残虐な場面を写さなかったことを考えると後味の悪いものです。 最後に、若き医師は、半死半生の目に合わされながらも自国へ戻る飛行機へ紛れ込む。「生きて真実を伝えろ、君は白人だから信じてもらえる、この国は酷すぎる」自分の命と引き替えに彼を助けた同僚医師の言葉は、心に残りました。 凄まじく顔を腫らした若き医師は、打って変わった表情で機上からウガンダを見下ろします。イライラさせられ通しだった無分別ぶりは、演技が上手かった、ということかも知れません。 歴史のもつ残酷さをダイレクトに感じた作品でした。 @有楽町スバル座
by cuckoo2006
| 2007-04-19 00:01
| 洋画
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Comments(2)
イッセー尾形さんいいですね。一人芝居の名手でもあります。
久し振りにHP更新をしました。トップページだけでなく左側のコンテンツもクリックして見てください。面白いものを載せています。 遅くなりましたが楽生日記106号を発送しました。
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cuckoo2006 at 2007-04-20 08:43
桂福車師匠の独演会のポスター拝見しました。立川談幸さんがゲスト出演されるのですね。おととしの夏、わかぞうさんご夫妻の結婚御祝句会で軽妙なスピーチを拝聴しました。賑やかな競演楽しみですね。
咄家さんと言えば、TOKIOの国分太一が修行中の落語家役で、口下手のための話し方教室を開くというお話、「しゃべれどもしゃべれども」が6月公開です。これはぜひ見たいなと思う邦画です。 では、本日、ネリマに届く「楽生日記106号」を楽しみに!
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