小説、映画、絵手紙、都々逸
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「クィーン」 監督スティーヴン・フリアーズ

d0074962_1559333.jpg解説:『1997年8月31日に交通事故で他界したダイアナ元妃をめぐって、揺れ動く英国王室の内実を描いた衝撃のドラマ。英国と王室に造詣が深い『危険な関係』のスティーヴン・フリアーズが監督を務め、事故からダイアナ元妃の国葬が執り行なわれる数日間の英国王室、エリザベス女王の一挙手一投足にスポットを当てる。女王役は『カレンダー・ガールズ』の名女優ヘレン・ミレン。これまで語られなかった“あの日”を鋭い視点で描き出す。』(シネマトゥディ)

エリザベス女王に共感しました。
共にアカデミー賞候補作品となった「ラストキング・オブ・スコットランド」と同じく主人公の“そっくりショー”的な要素が目を引きます。それでも、「クィーン」は、“アミン大統領”には感じられなかった心の内面が深く描き込まれています。アカデミー主演女優賞に輝いたヘレン・ミレンの演技に惹きつけられました。

そして、やはり、ブレア首相夫妻はじめ皇室メンバーの“物まねショー”の面白さがあります。よくここまでのものを作れたなあというのが率直な感想。
皇太后が、「あたしはいつも蚊帳の外ね」と拗ねたり、エジンバラ公が、「うるさくてテレビが聞こえん」と妻と義母を制したり、皇室ホームドラマのような一幕もあります。

女王以外の皇族達は、ややステレオタイプですが、エリザベス女王は、内面も外へ向けての姿勢も公平な視点で描かれていると感じました。そういう意味で、昭和天皇を描いたロシア映画「太陽」と同様です。

ブレア首相に胸の内を語るシーンは印象的。自分は、女王の座についたその日から、威厳と責任を自らに課し、女王として生きてきた、それが国民の望む姿だと考えてきました、時代は変わってしまったのでしょうか・・・

ダイアナ元妃の華やかさ、真っ直ぐさ、脆さ、人間的内面をも深く愛されたダイアナの死に際し、激しく高まる皇室への非難・・・これは数多の事情を差し引いても、女王の胸の内を察するに余りあるものです。もお、やってらんない!でしょう。

ダイアナの事故死直後、世界中の喧騒のなか、森で鹿と出遭う場面があります。張り詰めた女王がふと見せる心の揺らぎ、そして、すぐに涙をぬぐい毅然とした女王の顔へ戻る・・心に残るシーンでした。

自分はこの道を正しいと信じ、唯ひたすら進んできた・・しかし・・・このくだりは考えさせられました。
自らが積み上げて来たものを否定されてしまったような女王の虚しさが伝わってきます。

美化するでも揶揄するでもなく、等身大に描かれているクィーンに清々しさを感じました。


@シネ・リーブル池袋
by cuckoo2006 | 2007-05-12 16:26 | 洋画 | Trackback(1) | Comments(4)
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Tracked from エジンバラ? at 2007-06-01 04:37
タイトル : エジンバラ といえば
こんなのもありますね。... more
Commented by 楽生 at 2007-05-13 09:00 x
「クィーン」面白そうな映画ですね。
いつもながら、章子さんの解説はこれから観に行く者にとって、ベスト・アドバイスです。

昨日、大阪四季劇場で「オペラ座の怪人」を観ました。
「オペラ座の怪人は凄いらしい」のキャッチコピー通り、
すばらしい歌声、次々変わる場面転換の素早さ、
二時間半の圧巻でした。

来月10日は、大阪松竹座で沢田研二・藤山直美の
「桂 春団治」を観にいきます。
Commented by cuckoo2006 at 2007-05-13 17:53
ダイアナよりもエリザベス女王へ感情移入する年齢になったと思うと複雑な思いも・・
もちろんダイアナ側からの物語になれば、“やってらんない!感”は更に高まると思いますが。やはりチャールズ皇太子は散々な描かれ方でしたよ。

「オペラ座の怪人」、生の舞台、素晴らしかったでしょうね!
私は一昨年くらいに映画館で見ました。仮面舞踏会のシーンには鳥肌、音楽と映像に酔いました。
超プレミアチケットの「桂 春団治」も楽しんできてくださいね。楽生さんコメント感謝です。
Commented by 野原さつき at 2007-06-06 10:28 x
私も「クイーン」見ました。
数々の賞を受賞した映画であるということ以外に、
何の予備知識もなく見たのですが、私の予想よりの、暗く重いものでした。

英王室に関しては、パパラッチにより多くの情報がもたらせられてはいるのですが、こうして映画になってみると、
案外的を得た情報であることが伺えますね。

ここで描が枯れている王室は、私が憧れた幼い頃読んだ御伽噺に出てきた「女王様・お姫様」の夢の世界とは大きくかけ離れたものでした。

人間女王の苦悩、皇室ファミリーのエゴを知ることにより、より王室への親近感が湧きましたが、
一方普通の人間家族と変わらぬ家庭のありようを知ることになり、いささか失望の感もあります。

数年前訪れた、まさに絵のように素晴らしいお城の風景と相まって、感慨深いものがありました。

ブレア首相の活躍が好感を持って撮られていましたね。
ホンとかな?と思いつつ好きになりました。
Commented by cuckoo2006 at 2007-06-06 16:54
さつきさん、ようこそ!

お、さつきさんも「クィーン」見たんだな、と「旅だより」のブログで拝見してました~

>普通の人間家族と変わらぬ家庭のありよう
皇室の別荘地・バルモラル城での女王一家のプライベートライフ、ベッドの中の女王まで見せてくれたのはホント驚きでしたね。内部関係者へも含めての綿密な取材に寄り、かなりの部分真実に近い内容なのだとか・・日本では考えられないことだなあと思いました。

ブレア首相は良かったですよね、皇室一家と対比するようなブレア夫妻のフランクぶりが好ましかったです。

私のイギリス旅行は、バッキンガム宮殿の衛兵交代に合わせた市内観光ツアーだったんですが、ここに住みたいと思ったほど、ロンドンの街に親近感を持ちました。
さつきさんは、イギリスをくまなく周られてるだろうなあ。また旅のお話聞かせてくださいね!
コメント感謝です。
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