絵手紙に自作の都々逸を載せています。小説と映画の感想も。
by cuckoo2006
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「最高の人生の見つけ方」 監督ロブ・ライナー

「最高の人生の見つけ方」 監督ロブ・ライナー_c0155544_10283232.jpg見どころ
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン共演の感動作。共に余命わずかな富豪と自動車整備工が出会い、やり残したことを叶えようとする旅の様子を笑いと涙でつづる。
ストーリー
自動車整備に身を捧げてきたカーターと金に固執した人生を送ってきたエドワードが、入院先の病院で同室に。お互いの余命が残り少ないのを知った彼らは、人生でやり残したことをまっとうしようと意気投合する。
(Movie Walkerより)




これはもう、私の大好きな“哀愁のオジサン映画”の代表格!早速観て来ました。
原題の「THE BUCKET LIST」とは、“棺おけリスト”という意味で、文字通り棺おけに入る前に、この世で自分がやっておきたいことを綴るリストだそうです。映画の中でも説明されていましたが、よく新入生などが未来設計のために書かせられるのだとか。このリストを、ガンを宣告された病室の相部屋同士のエドワード(ジャック・ニコルソン)とカーター(モーガン・フリーマン)が書きます。

恋人の妊娠のため、大学を中退し自動車修理工として家族のために働き続けたカーターと、“仕事との結婚”にだけ成功した、というプレイボーイのエドワード。カーターが書いた、「見ず知らずの人に親切にする」、「荘厳な景色を見る」というありきたりなリストに、「世界一の美女とキスする」「タトゥーを入れる」「ライオン狩りをする」などの項目を付け加えるエドワード。病室を飛び出した二人は、億万長者のエドワードの自家用ジェット機で世界中を飛び回ります。やや現実離れの感がありますが、痛快です。ジープの後ろに並んで立った二人が、叫び声を上げながらサバンナを疾走する場面は、観てるこちらのつまらないことまで吹っ飛んで行きました。

でも、それ以上に、病室での二人のやり取りが良かった。「ここは死体置き場か」と悪態をつきながら、カーターの隣のベッドに来たエドワードも治療が始まると吐き気に苦しみ出します。そのエドワードの腕に絡みついた管をカーターはそっと直してやる。点滴をぶら下げたままカードゲームをしたり、眠れない夜に取りとめもなく話す二人の時間が胸に沁みます。

私達も、これから、病院や介護施設で、ベッドが隣り合ったご縁で、しばし一緒の時間を過ごす人達と出会うかも知れません。その不思議なご縁の人と心を通わすお付き合いをすることになるかも。最後の友達になるかも知れない、なんて思いました。中学1年で、たまたま隣の席の子と友達になったように、最後の最後に奇しくもお隣同士になる人がいる。これからまだそういう形で知り合う人達がいるのだと思うと、セツナクも楽しみな気持ちになります。最後まで、ユーモアと共感を分かち合えたエドワードとカーターは、幸運でした。

リストは、一つずつ横線で消されていきます。「泣くほど笑う」、「世界一の美女にキスする」、の項は、巧い!泣かせる。これが、作品全体の印象を決めるほど見事に効いています。さて、世界一の美女とのキスシーンとは?本編でご確認のほどをーー


@池袋東急
by cuckoo2006 | 2008-05-27 22:07 | 洋画 | Trackback | Comments(4)
Commented by 楽生 at 2008-06-25 15:58 x
章子さんの解説を読んだだけで楽しくワクワクしました。こんな映画はちょっと悲しいけれど、笑わせてくれて心温かくなるのでしょう。
佐藤孔亮さんが「江戸名物を歩く」(春秋社)を送ってくださいました。これから読むところですが、歴史好きの私にとっては楽しみな1冊です。
私事ですが、6月から実家でパーキンソン病で寝たきりの85歳の母の介護をしています。ショートステイで預かってもらっているときは、落語会にも行って前向きに過ごしています。
Commented by cuckoo2006 at 2008-06-26 22:08
「江戸名物を歩く」佐藤孔亮〔著〕は、読売新聞都民版、週刊朝日の書評欄などに取り上げられ大好評のようです。歴史のちょっとした裏話の解説も面白くて歴史が苦手の私にも読みやすいです。
お仕事されながらお母様の介護は本当に大変と思いますが、長期戦の構えで無理せずなさってください。私の方は、9月頭に実家の父の近くに越すことを決めました。高校入学から38年ここにいるので感慨無量ですが新しい町にワクワクしています。 楽生さん、お互い健康第一で参りましょう。コメント感謝です。
Commented by nohara_satuki at 2009-11-13 17:42
すご~く楽しい映画でした。

何の予備知識も、期待も無くツタヤでDVDを借りて見ましたが、
感動しました。

こんふうに爽やかに死を迎えられたら、
最期の半年を送れたら、どんなにか素晴らしいことでしょう。

「終わり良ければすべて良し」そんな
古い諺がイキイキ思える映画でした。

両俳優も上手で、世界の風景も美しく、
「映画って良いですね~」という、お馴染みの評論家の
台詞どおりに映画の良さを実感しました。
Commented by cuckoo2006 at 2009-11-15 17:43
おお、さつきさんもご覧になりましたか♪
これぞハリウッド映画の単純明快さ、と言うのでしょうか。私も大好きな映画でした。考えてみるとこれほど暗い舞台設定ってないですよね。それをこんなに明るくユーモラスに描いてみせるのは見事です。
私が好きなシーンは、エドワードとカーターがジープの後ろに立って「ヒャッホー!」と叫びながらサバンナを疾走するシーン、それからエドワードが孫娘のホッぺにキスするシーン。脚本がニクイなあと思いました。もちろんジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンの二大名優の共演があって成立する作品かも知れませんね。痛快でした!
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