小説、映画、絵手紙、都々逸
by cuckoo2006
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文月「向日葵」えてがみどどいつ

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ブラスバンドがつんざく空へカチワリ頭で溶けている

by cuckoo2006 | 2017-07-29 15:15 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

文月「スプレー菊」えてがみどどいつ

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頑固の看板下ろしたらしい父にお礼を言われてる

by cuckoo2006 | 2017-07-26 14:57 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

「しあわせな人生の選択」監督セスク・ゲイ


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解説 余命わずかな男と彼を取り巻く人々の最期の4日間を描いたドラマ。カナダに住むトマスは長年の友人でスペインに住むフリアンが余命わずかであることを聞き、フリアンのもとを訪れる。治療をあきらめ、身辺整理を始めたフリアンは、愛犬トルーマンの新たな飼い主を探し、アムステルダムの大学に通う息子の誕生日を祝うためにオランダへ旅をする。その中でフリアンとトマスは、昔のように遠慮のない関係に戻っていくが……。主人公フリアン役を「人生スイッチ」のリカルド・ダリン、フリアンの親友役を「トーク・トゥ・ハー」のハビエル・カマラがそれぞれ演じる。監督、脚本のセスク・ゲイは母親の闘病生活の実体験をベースもとに本作を製作し、スペイン版アカデミー賞といわれる第30回ゴヤ賞で作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、脚本賞の5部門を受賞した。

(eiga.comより)



 ストーリー+“犬モノ”に惹かれて観に行きました。人間の日々の営みが発する生暖かなモノ、息や体温や匂いが伝わってくるような映画です。

 

 作品の原題は「トルーマン」。主人公が飼っている大型の老犬の名です。お目当ての犬の登場シーンは予想よりずっと少なかったのですが、涙が込み上げる場面に必ず犬はいるのでした。

 

 スペインで暮らす親友フリアンが余命わずかなことを知り、カナダから駆けつけるトマス。二人が共に過ごす4日間の物語です。フリアンとトマスが肩を並べ町を歩きます。出喰わす友人知人とのやり取りからフリアンがどんな人間か想像されます。

 

 俳優であるフリアンは気ままに本音で生きてきた男。フリアンと、ぶつかったことがある者も今の彼の病状を知っているようです。フリアンと顔を合わせてしまった居心地の悪さや罪悪感が彼らの顔に浮かびます。

 

 そんな時でも、フリアンの隣に温厚そうなトマスが立っていることで雰囲気が少しだけ和みます。トマスの存在に、フリアンと顔を合わせた知り合い、医者や息子でさえ救われた気持になっていることが分かります。トマスが来てくれて本当に良かったと、こちらまでホッとしました。

 

 フリアンは本来の自分のまま、いようと努めます。それでもトマスもフリアンを見守る彼の従姉妹も、フリアンの纏う死の影に息苦しさを感じます。帰国する前の晩、死の影を払り払うかのようにトマスと彼女が求め合うのも人間そのもののように感じました。

 

 ラストシーン、トルーマンにもフリアンにも傍らに寄り添う人間がいます。カナダへ帰る機上の人となったトマス。余りにも色々なことが起り、混乱する彼の胸の内が察せられました。これも人間だなあと愉快な気持になります。そしてカナダの自然の中を、のっそり歩くトルーマンの姿が浮かびました。




@ヒューマントラストシネマ有楽町



by cuckoo2006 | 2017-07-22 14:08 | 洋画 | Trackback | Comments(0)

文月「リンドウ」えてがみどどいつ

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困った時だけ頼りにされて長兄一番背が低い

by cuckoo2006 | 2017-07-19 16:04 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

文月「ユリ」えてがみどどいつ

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母はいつでも笑って言った取られやしないよ命まで

by cuckoo2006 | 2017-07-17 13:13 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

文月「とうもろこし」えてがみどどいつ

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おがら代わりの線香花火二つ重ねて盆の入り

by cuckoo2006 | 2017-07-14 13:14 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

文月「沢蟹」えてがみどどいつ

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林間学校夜空に線を引いて柄杓が見えてくる

by cuckoo2006 | 2017-07-11 15:09 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

文月「ジョッキ」えてがみどどいつ

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新入社員もジョッキを空けて堅苦しいのは抜きにする

by cuckoo2006 | 2017-07-09 15:16 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

「lion/ライオン 25年目のただいま」監督ガース・デイビス

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解説


インドで迷子になった5歳の少年が、25年後にGoogle Earthで故郷を探し出したという実話を、「スラムドッグ$ミリオネア」のデブ・パテル、「キャロル」のルーニー・マーラ、ニコール・キッドマンら豪華キャスト共演で映画化したヒューマンドラマ。1986年、インドのスラム街で暮らす5歳の少年サルーは、兄と仕事を探しにでかけた先で停車中の電車で眠り込んでしまい、家から遠く離れた大都市カルカッタ(コルカタ)まで来てしまう。そのまま迷子になったサルーは、やがて養子に出されオーストラリアで成長。25年後、友人のひとりから、Google Earthなら地球上のどこへでも行くことができると教えられたサルーは、おぼろげな記憶とGoogle Earthを頼りに、本当の母や兄が暮らす故郷を探しはじめる。

(映画com.より)







冒頭に表示される「物語は事実に基づいている」のテロップに緊張感が高まります。インドのスラム街、5歳のサルーと兄は、盗んだ石炭をミルクに代え母と妹に持ち帰ります。法を犯してでも今日を生き抜く子ども達の姿が活き活きと描かれます。


母にミルクを差し出すサルー。自分はいいと笑顔で首を振る母。貧しい暮らしの中、サルーが母の愛情を受けてきたことが伝わります。だからこそサルーは過酷な運命を生き延びられたのでしょう。

 

 仕事を探しに行く兄に強引について来てしまったサルーは駅のベンチで眠ってしまいます。無人のホームで目覚めた彼は貨物列車に飛び乗り閉じ込められます。数日後、列車が到着したのは大都市カルカッタ。言葉も通じない喧噪の町でサルーは一日一日を懸命に生き延びます。

 

 無力なサルーの前での大人達の振る舞いは恐いほどその人の本質をあぶり出します。路上でも収容施設でも孤児達の境遇はあまりに痛ましく目と耳をふさぎたくなる場面もありました。

 

 やがてサルーはオーストラリアの夫婦の元へ養子に行きます。誠実で愛情深い養父母に、こちらまで救われた思いでした。新しい環境に順応したサルーは逞しく成長します。しかし大きくなっても彼の心は迷子のままでした。

 

 大学生になったサルーはGoogle Earthにより自分が迷子になったカルカッタに何処からたどり着いたのかを調べ始めます。そして遂に見つけ出す自分の生まれ育った村。


幼い頃、過ごした路地に足を踏み入れるシーンはサルー自身の目でカメラが進みます。ドキュメンタリーを見ているようにドキドキしました。

 

 最後は実際のサルーの行方不明児捜索の写真や母親と妹との再会のシーンが映し出されます。実際のサルーを目にして、彼の現実対応能力の高さと持って生まれた魅力があったから生還できたことが良く分りました。


 しかし優しい兄は、駅で居なくなった幼い弟を必死に探し回り、列車に轢かれ命を落としていました。また、サルーの後に養子に来た少年は傷ついた心を取り戻すことはできず、誰にも心を開くことはありませんでした。多くの孤児達の真実をすくい取っていると思います。

 

「インドでは毎年8万人の子どもが行方不明になっている」と最後にテロップが出ます。幸運なサルーのハッピーエンドから現実に引き戻されました。



@渋谷シネパレス


by cuckoo2006 | 2017-07-07 18:20 | 洋画 | Trackback | Comments(0)

文月「団扇」えてがみどどいつ

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途切れた花火を見上げたまんま二人の団扇が動いてる

by cuckoo2006 | 2017-07-05 12:49 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)