小説、映画、絵手紙、都々逸
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「なくもんか」監督水田伸生

なくもんか」   

a0163466_1738116.jpgストーリー
幼い頃父親に捨てられた祐太は、東京下町・善人通りの惣菜屋「デリカの山ちゃん」の店主夫婦に養子として育てられ、今では2代目店主となって商店街を盛り上げていた。そして密かに思いを寄せていた初代店主夫婦のひとり娘・徹子と結婚にこぎつけた祐太は、生き別れた弟で人気お笑い芸人「金城ブラザーズ」の祐介の存在を知り、再会を果たすが……。「舞妓Haaaan!!!」の水田尾伸生監督・脚本の宮藤官九郎、主演の阿部サダヲが再結集。(eiga.comより)
キャスト
阿部サダヲ、瑛太、竹内結子、塚本高史、皆川猿時、片桐はいり、鈴木砂羽、カンニング竹山、高橋ジョージ、陣内孝則、藤村俊二、小倉一郎、光石研、伊原剛志、いしだあゆみ


 昨暮、「歌舞伎座さよなら公演」の十二月大歌舞伎昼の部、クドカンこと宮藤官九郎歌舞伎初演出の「大江戸りびんぐでっど」は歌舞伎ファンの間では相当の不評だったとか。実際に観た人が良かったと言ってるのを私も一度も耳にしてません。弱ってる人に追い打ちをかけるようですが、このクドカン脚本作品「なくもんか」も映画館まで足を運ぶ映画ではありませんでした・・・

 8才の時、生活破綻者の父親(伊原剛志)に捨てられた佑太(阿部サダヲ)は、初代“デリカの山ちゃん”夫婦(カンニング竹山・いしだあゆみ)に引き取られ我が子同様に育てられます。“二代目山ちゃん”となった佑太の揚げるハムカツは今やテレビに取り上げられるほどの大人気。不幸な生い立ちに負けることなく常に「笑顔」をモットーに生きてきた佑太は、いつの間にか他人からの理不尽な頼み事さえ断れない人間となっていました。

 そんな彼も溜め込んだストレスを週末に女装バーで発散していることが発覚します。兄妹のように育ってきた佑太の妻(竹内結子)や彼の友人達は、「どうしてそんなに無理するの」「人が善すぎるよ」と心配するのですが、「好きでやってんスからぁ~」が彼の口癖です。

 そうこうするうちに、幼い頃に生き別れ、今や人気漫才師として売り出し中の弟・佑介(瑛太)と再会を果たすのですが、弟から兄とは認めてもらえません。それでも、コンビ解消の危機にある弟のピンチを救うため、女装して舞台に上がる佑太。佑介は「なんで、そこまで、あんたはいい人でいられるんだ!」と苛立ちをぶつけます。貼り付けた笑顔が剥がれ、真顔になる佑太。1秒、2秒、3秒と間が空き・・・私も全身で佑太の答えを待ちます。

 「好きでやってんのッ!」・・・オ、オチませんでした、スコンと胸に。絶妙の間や雰囲気で笑わせるクドカン作品、ハズしたときは恐いです。メディアで見かけるクドカンは飄々として繊細でとても好感の持てる青年。勘三郎から強引に頼まれた(文春のエッセーで言ってた)事も有ろうに!「さよなら公演」での歌舞伎初演出を断れなかったんでしょうかねえ。先日、DVDで観たクドカン監督「デトロイト・メタル・シティ」、は面白かったです。メゲルナ、クドカン!


@TOHOシネマ西新井
by cuckoo2006 | 2010-01-27 12:31 | 邦画 | Trackback | Comments(0)
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