小説、映画、絵手紙、都々逸
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「まほろ駅前多田便利軒」 三浦しをん[著]

d0074962_17403559.jpgまほろ市は東京のはずれに位置する都南西部最大の町。駅前で便利屋を営む多田啓介のもとに高校時代の同級生・行天春彦がころがりこんだ。ペットあずかりに塾の送迎、納屋の整理etc.―ありふれた依頼のはずがこのコンビにかかると何故かきな臭い状況に。多田・行天の魅力全開の第135回直木賞受賞作。 (文庫本裏表紙より)

 

 
 妙に癒されました。生まれ育ったまほろ市の駅前で便利屋を営む中年男多田啓介。東京の南西部に、神奈川へ突き出すような形で存在する30万人が暮らす町・まほろ市のモデルは町田市、だそうです。幾分自嘲的に故郷を分析し愛する多田の仕事場は、まほろ市全域です。

 会社を辞め妻とも別れ、固定した人間関係から離れ、請け負った仕事を地道にこなす多田。網戸の張り替え、病院見舞い、塾の送り迎えに納屋の片付け、今日の仕事を淡々とこなし明日の準備をして眠りに就く。人付き合いに不器用な多田ですが、彼の誠実さ暖かさが自然と顧客に伝わります。心の傷を癒すかのように、まほろ市で働き生活する多田に共感しました。

 ある日、多田は高校時代の同級生・行天春彦と偶然再会します。多田は、彼の変貌ぶりに驚きます。高校の3年間一言も言葉を発しなかった行天は、気軽に口を開く男になっていました。そして相変わらずの変人ぶり。心ならずも多田と行天の共同生活が始まり、行天は便利屋を手伝うようになります。

 行天も幼少時に親から受けた傷を抱えています。残酷なことですが、苗木のとき陽に当たれず嵐の中で育った木は大きな木に成長することは難しい。それでも精一杯枝葉を伸ばし、その木なりに一生懸命生きている。それだけでエライ、と私は思います。そんな気持ちを行天に抱きました。多田のパートナーとして彼ほど最適な人間はいないでしょう。多田と行天、そして生き生きと描かれるまほろ市民にDVDで会うのが楽しみになりました。



★次回は、重松清の「流星ワゴン」です。
by cuckoo2006 | 2011-07-11 14:04 | 本(日本のもの) | Trackback | Comments(0)
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