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「うさぎドロップ」 監督SABU


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ストーリー
累計発行部数60万部を突破した宇仁田ゆみの人気漫画を、SABU監督が松山ケンイチ主演で実写映画化。亡き祖父の隠し子である6歳の少女りんを引き取り、不器用ながらも必死に育てようと奔走する姿を描く。りんを演じるのは、「告白」「ゴースト もういちど抱きしめたい」の天才子役・芦田愛菜。また、りんと同じ幼稚園に息子を通わせるシングルマザーのモデルを演じる香里奈のほか、池脇千鶴、木村了、キタキマユ、風吹ジュン、中村梅雀らが脇を固める。
キャスト
松山ケンイチ、香里奈、芦田愛菜、桐谷美玲、キタキマユ、佐藤瑠生亮、綾野剛、木村了、高畑淳子、池脇千鶴、風吹ジュン、中村梅雀(映画.comより)


 久々に映画を観てプッと吹き出したり声を上げて笑ったりしました。CMに出てると目が釘づけになる嬉しいマツケン主演作品です。

 祖父の葬式に集まった親戚一同は、祖父に6歳の隠し子・りん(芦田愛菜)がいることを初めて知る。中年の子供達は驚愕し、邪魔者のように彼女の存在を迷惑がります。大人たちの態度にすっかり憤慨し、失意のりんを見ていられなかったダイキチ(松山ケンイチ)は、「俺が育てる」と宣言してしまいます。

 ダイキチの両親も含めて親戚達は遺産云々の問題で揉めた訳ではなく、あくまでりんの養育について引き取ることを拒んだのです。当然のことながら大人達は皆、子供を育てることがどんなに大変かを知っています。自然な反応でしょう。

 この大変さをただ一人理解していないのがダイキチ、というわけでした。一人暮らしの家へりんを連れ帰った翌朝、「アタシ、お腹すいた」と言われ正気に戻るダイキチ。「オ、オレ、格好つけちまったよ。どうしよう、、、どうしよう」とトイレへはいつくばって逃げ込む姿にもう大爆笑でした。

 まずは保育園探し、りんに必要なものの買出しに食事作り、そして猛烈に忙しい自分の職場と、すぐさまダイキチの頭はぐちゃぐちゃになります。が、妄想癖のある彼は、ふっと広げた雑誌のページへ入り込み、バラの花を咥えて美女と踊り出します。「ダイキチさんって立派な方ね」と美女に褒められ元気づくのでした。こういう楽しさは、原作の漫画のテイストなのでしょうね。妄想に入るサインのラテン音楽が聴こえ出すと場内はクスクス笑いが広がります。

 さて、一変するダイキチの生活。毎朝、満員電車で会社の先の保育園まで、大荷物とりんを抱きかかえ走る、走る!夜は、残業を終えまたお迎えに走る、走る!また朝が来て、走る走る!綱渡りのような毎日がコミカルに描かれます。笑って観ていながらも、今、まさに、現在進行形でこういう生活を送っている若いお父さん、お母さんがたくさんいるのだ、ということがダイレクトに伝わってきます。

 ダイキチが、残業のない部署に異動を申し出て、そのことにためらいも後悔もないのは少々出来過ぎてますが、これが実の親だったら選択の余地はないのでしょう。それにしても(真っ只中にいる時は気付きませんでしたが)子供を育てるには、物凄いエネルギーがいるのですねえ。いったいどこから来るのかそのパワーは、という感じ。その生温かなエネルギーに圧倒された、というのがこの映画の一番の感想です。

 今、図書館で金原ひとみさんの話題作「マザーズ」を予約待ちしてます。“追い詰められた母親達”というのも今を掬い取っていると思います。でも一方で、この「うさぎドロップ」も子供と暮らすえも言われぬシアワセ感覚が描かれています。マツケンダイキチの大らかさ、いい加減さ、馬鹿正直さ、このシンプルさにヒントがあるのかも知れません。芦田愛菜ちゃんは、「阪神電車」と同じように演技がごく自然。とにかく気持の良い作品でした。


@TOHOシネマズ西新井


★次回は、レイモンド・チャンドラーの「ロング・グッドバイ」です。

by cuckoo2006 | 2011-09-06 23:54 | 邦画 | Trackback | Comments(0)
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