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「流」東山彰良〔著〕内容(「BOOK」データベースより) 1975年、偉大なる総統の死の直後、愛すべき祖父は何者かに殺された。17歳。無軌道に生きるわたしには、まだその意味はわからなかった。大陸から台湾、そして日本へ。歴史に刻まれた、一家の流浪と決断の軌跡。台湾生まれ、日本育ち。超弩級の才能が、はじめて己の血を解き放つ!友情と初恋。流浪と決断。圧倒的物語。壮大な家族の物語を読むと、私はいつも大昔に読んだ「楡家の人々」(北杜夫著)を思い出します。「台湾版・楡家の人々」でした。かなりの荒々しい一族の物語です。
どんなことでも起こりえた無法地帯のような当時の台北市。怒鳴り合いに殴り合いに盗み合い。そんな風景を作者の筆が生き生きと小気味良く描いていきます。
生々しい暴力描写もカラッと明るく、そういうのが大の苦手の私も不快感なく読めてしまいました。仲間がヤラれりゃどっちの兄弟分も黙っちゃいない、の世界です。
血の気男気溢れる家族一人一人も印象的ですが、主人公のダメな親友の小戦(シャオジャン)が良かった。映画化されたらこの役は儲け役です。一つ年上の幼馴染の毛毛(マオマオ)も魅力的でした。
by cuckoo2006
| 2015-11-19 14:26
| 本(日本のもの)
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Comments(2)
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by
きぬえ
at 2016-09-03 20:03
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cuckooさん、
「流」、読了なさっていらしたんですね、、、(^-^) 芥川賞がお好みでしたら、 きっと、「羊と鋼の森』が、お気に入りかと存じます。 これは、芥川賞向きの本だな~と思いましたので、、、 (*^。^*)
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Commented
by
cuckoo2006 at 2016-09-05 16:31
「流」は分厚い本がさらさら読める面白さでしたねー。又吉さんのお蔭で芥川賞と距離が縮まりました(^-^;「羊と鋼の森」楽しみです♪
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