絵手紙に自作の都々逸を載せています。小説と映画の感想も。
by cuckoo2006
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリ
全体
本(日本のもの)
本(外国のもの)
海外ミステリー
村上春樹
邦画
洋画
韓国映画
舞台
えてがみどどいつ
折り込み都々逸
折り込み短・狂歌
狂歌(今年を振り返って)
絵手紙展
3分スピーチ@話し方教室
エッセイ@文章教室
児童文学
旧作再掲載
未分類
以前の記事
2024年 03月
2024年 02月
2024年 01月
2023年 12月
2023年 11月
2023年 10月
2023年 09月
2023年 08月
2023年 07月
2023年 06月
more...
最新のコメント
kepitaroさん ..
by cuckoo2006 at 18:23
この「保木間」という地名..
by kepitaro at 17:38
yumechiyanさ..
by cuckoo2006 at 20:34
こんばんは 少し早いで..
by yumechiyan at 20:50
tsunojirushi..
by cuckoo2006 at 15:26
私は「円」の単位が付くと..
by tsunojirushi at 11:59
wakuさんがおっしゃる..
by cuckoo2006 at 12:41
「つりだし」という決まり..
by waku59 at 08:37
まさ尋さん それはもう..
by cuckoo2006 at 14:27
まさ尋さん やはりそう..
by cuckoo2006 at 14:16
最新のトラックバック
ブックマーク  (五十音順)
タグ
(559)
(453)
(58)
(31)
(13)
(12)
(11)
(9)
(7)
(7)
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


「漂流劇 ひょっこりひょうたん島」演出串田和美


「漂流劇 ひょっこりひょうたん島」演出串田和美_d0074962_21010913.jpg

1964年から69年の5年間、NHK人形劇シリーズとして放送され、超個性的な登場人物たちが繰り広げる奇想天外、豪快で壮大な物語と、誰もが口ずさめるテーマソングや独特のユーモアで、子供から大人まで、日本中のお茶の間を魅了した「ひょっこりひょうたん島」(井上ひさし・山元護久原作)が、Bunkamuraとこまつ座の手により、全く新しい舞台作品として誕生することとなりました。(Bunkamura HPより)

出演
井上芳雄(マシンガン・ダンディ)、安蘭けい(サンデー先生)、山下リオ(博士)、小松和重(テケ)、山田真歩(プリン)、一色洋平(海賊)、久保田磨希(チャッピ)、内田紳一郎(ダンプ)、真那胡敬二(海賊)、大森博史(海賊)、中村まこと(海賊)、串田和美(?)、小松政夫(トラヒゲ)、白石加代子(ドン・ガバチョ)

スタッフ
脚本:宮沢章夫・山本健介
演出・美術:串田和美
音楽:宇野誠一郎・宮川彬良

 登場人物達が舞台の四方から泳ぐように飛ぶように姿を現します。
浮遊感いっぱいに物語は幕を開けます。

 敢えて現実を離れ、脈絡があるようにないように場面は展開していきます。すぐに置いてきぼりの心境になりました。

 この話はいったい何を言おうとしているのか?
そもそも「ひょっこりひょうたん島」ってどんな話だっけ?
何でもいいから、早くあの主題歌を聞かせてくれー!!

 それでも、生演奏にコミカルなダンスも歌もテンポよく、舞台はシーンごとに大きくトーンを変えながら進んで行きます。こちらもだんだんムードに馴染んでいきました。

 そして苦労は報われ最後には私も何かを受け取ることができました。

 「ひょうたん島」に隠されていた宝物、それは愛だったーー仲間達だったーー
 ずるい大人たちもその昔には瑞々しい心で日々を生きていたーー
 とにかく生きていこうーー
 今日がダメなら明日やろうー明日もダメなら、しあさってに!
 あさっては休もうー

この明後日は休む、というところが一番気に入りました。

 主題歌を全員で歌うラストシーンは会場が手拍子に包まれます。主題歌がさらりと披露されたことも、中高年が一杯の客席の手拍子が微妙に合わないところも暖かな雰囲気でした。

 井上芳雄演じるマシンガン・ダンディ、安蘭けい演じるサンデー先生等の大人達と、久保田磨希らが演じる子供達。体の大きさに関係なく大人と子供の色分けをはっきり見せます。子供も大人も魅力的でした。

 ところで「ひょっこりひょうたん島」で私の頭にまず浮かぶのは、人形劇で中山千夏が声を担当していた「博士」。この博士役の山下リオが博士のイメージを裏切らなかったこと。これが舞台の一つの成功の鍵でした。藤村有弘が声を務めた「ドンガバチョ」役の白石加代子も適役に思えました。

 最後に何かを受け取れて良かった。だけど長かった。そんな舞台でした。


@シアターコクーン

~~~~~~~~~~~~~~

今年も「気ままな読書ノート、絵手紙with都々逸と」をご覧くださりありがとうございました。

来年はブログ開設から早10年。いつの日にか電池が切れるまで細々続けていきたいと思っています。

2016年もどうぞよろしく!

皆さま、良いお年をー


by cuckoo2006 | 2015-12-31 21:28 | 舞台 | Trackback | Comments(0)
<< 「干支」3分スピーチ 師走「達磨」えてがみどどいつ >>