小説、映画、絵手紙、都々逸
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「騎士団長殺し」第1部,第2部 村上春樹〔著〕

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内容紹介

『1Q84』から7年――、
待ちかねた書き下ろし本格長編
その年の五月から翌年の初めにかけて、私は狭い谷間の入り口近くの、山の上に住んでいた。夏には谷の奥の方でひっきりなしに雨が降ったが、谷の外側はだいたい晴れていた……それは孤独で静謐な日々であるはずだった。騎士団長が顕(あらわ)れるまでは。


 この本を読み終らないうちは他の事が手につかないくらいの面白さでした。「1Q84」、「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」、「女のいない男たち」と比較にならないほど引き込まれました。プロローグからの64章を1章だけ読んで本を閉じることは一度もありませんでした。


 3月半ばの日曜の午後、妻から、もう一緒には暮らすことはできない、と告げられた「私」はその日のうちに車で家を出ます。都内の道路をあてもなく走った後、向かったのは北の方角。東北の町を彷徨いながら、妻との出逢いや、その妻が思い出させる幼い頃亡くなった妹との記憶が綴られます。主人公の一人称が「私」というのも初めての気がするし、いつもの村上春樹とはどこか違う雰囲気です。期待に胸が高鳴りました。


 5月に入って「私」が、小田原郊外の山頂の“雨田具彦”の家で新しい生活を始めるあたりからは、すっかりいつもの村上さんの世界になります。登場人物一人一人に既視感が湧いてきます。“羊男”のような象徴的人物も現れます。正直、ワクワク3割にガッカリ7割。けれども村上さんは、ここから最後の最後まで面白さを加速してみせます。


 読み終わっても謎は一つも解かれず、すべては読者に委ねられるのはいつもと一緒。私の好みの

に近いものを感じました。主人公が異界の洞窟を進んで行くところは、村上さんの真骨頂。約5章を費やし“メタファー通路”を進む描写には並外れた作者の文章力を感じました。


 私が一番心に残ったのは“免色渉”の存在。孤高で魅力的な”免色さん”の中には“白いスバル・フォレスターの男”が象徴するものが棲んでいたのでしょう。あの時、“まりえ”が居たのはギリギリの場所。彼女の前に立った室内履きの男は、邪悪な“免色さん”だったように思います。絵の作者“雨田具彦”が最期に救いを得たのも印象的でした。


 絵画が重要な題材になっていること、そして谷を挟んだ三軒の家という構図が物語の独自の魅力を高めます。音楽、車、食べ物、登場人物達の服装、そういうきめ細やかな描写を楽しめるのもいつも通り。村上ブランドのお祭りに楽しく乗れたことも含めて最高に面白い本でした。


by cuckoo2006 | 2017-03-15 20:22 | 村上春樹 | Trackback | Comments(0)
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