小説、映画、絵手紙、都々逸
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劇団でん組「家族の神話」作・演出 富田求


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さらば愛しき娘よ!
家族の絆とは何か、生きる力とは何かを問う問題作!

四歳の娘が死んだ!
事故なのか、それとも殺人なのか!
母親からの『虐待』を、かろうじて生き延びた兄妹が、直面した新たな悲劇!
頑なに、妻が娘を殺したと信じる兄が、妻を追い詰めようとする。
兄の異常な行動に、不安と恐れを感じ始め、
心の傷と闘いながら、虐待の連鎖に苦しむ妹。
そして、兄の頑なさが、妹の日常生活を侵食し、家族が崩壊していく・・・

二転三転しながらも事件の真相に迫っていく母と娘。
次第に、明らかにされていく驚愕の真実!
過酷な運命を生きる兄妹の未来に、『希望の光』はあるのか!

なぜ、母はわが子を虐待するのか。
毎年、児童相談所に通告される虐待の件数は、急増し続けている・・・
私たちは、『孤独』という暗黒の荒野を、
なすすべもなく彷徨っている子ども達の悲劇から目を離してはならない。

この物語は、母親からの残酷な虐待から、かろうじて生き延びた兄妹が、
新たな悲劇と闘い、生きるとは何か、家族の絆とは何か、を自らに問いながら、
未来を見つめていく物語です。

出演 百花亜希 吉田智則 金松彩夏 イチキ游子 ビーグル大塚 三田村周三
(劇団でん組HPより)

 


 虐待により心に深い傷を負った人々の物語。
心の奥深く潜む傷は周囲からは見えず、大人になった兄妹はそれぞれの生活を営んでいます。

 兄の4歳になる娘が浴槽の事故で亡くなり、妻が娘を殺したと頑なに信じる兄を、家族も警察も狂っていると決めつけます。そんな中で唯一人伯父を信じる妹の娘。娘の強い気持に動かされ、妹も兄のために独自に調べ始めます。

 六人の役者達の力強い台詞に、暗く重いテーマがテンポ良く展開します。小劇場に緊張感が張り詰めました。

 4歳の娘の死は本当に事故だったのか?
 兄妹の母の死の真相は?

そして遂に明らかにされる驚愕の真実。

 終盤には思ってもみなかった事実が明かされます。二度ほど大きく上半身に電気が走りました。
過去を忘れたように現実社会を生きる一見普通の人々の心の闇の深さ。苦しくとも踏み出した一歩は明日へ繋がっているのでしょう。自分を犠牲にして妹を専門職に就かせた兄の心情も伝わりました。

 残酷なシーンは一つもなく、ミステリー要素一杯に練り上げられた台詞劇です。最後まで引き込まれました。題材が暗いため一緒に行こうと誘った二名(友人、夫)にフラれましたが、一人で観に行って良かったです。
 


「中野ザ・ポケット」で、4/2(日)まで公演中



by cuckoo2006 | 2017-03-29 20:31 | 舞台 | Trackback | Comments(0)
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