絵手紙に自作の都々逸を載せています。小説と映画の感想も。
by cuckoo2006
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「あなたの旅立ち、綴ります」監督マーク・ペリントン

 
「あなたの旅立ち、綴ります」監督マーク・ペリントン_d0074962_15581452.jpg


解説

大女優シャーリー・マクレーンと若手実力派のアマンダ・セイフライドが共演し、人生の終わりを見据えた嫌われ者の老婦人と、始まったばかりのキャリアに悩む若い女性記者が、世代を超えて育む友情を描いたハートフルストーリー。マクレーンとセイフライドはともに製作総指揮も務めた。ビジネスで成功し、何不自由ない生活を送ってきた老婦人ハリエット・ローラーは、80代になって孤独と死への不安を抱くようになり、自身の訃報記事を生前に用意しておこうと考える。地元の若い新聞記者アン・シャーマンに記事執筆を依頼したハリエットだったが、わがままで自己中心的なハリエットを良く言う人は誰もおらず、出来上がった記事は理想とはほど遠い内容だった。そこでハリエットは「最高の訃報記事」ができるように自分を変えることを決意。愛され、尊敬される人物になるよう奮闘する。そんな何事にも強気なハリエットと正反対な性格のアンは、しばしば衝突するが……。(eiga.comより)

 
 懐かしい名前シャーリー・マクレーンに惹かれ観に行きました。タイトルバックに彼女の幼い頃から現在までの写真が一枚ずつ映し出されます。ああ、この40代頃の顔がシャーリー・マクレーンの私のイメージだなぁとスクリーンを眺めます。目はそれほど大きくなく、どことなく東洋的でチャーミング。俳優ウォーレン・ベイティは弟。日本でも人気が高かったのが良く分かります。

 ビジネス界で成功を収めたハリエット・ローラー(シャーリー・マクレーン)は豪邸にメイドと暮しています。引退した今も果物の切り方から芝の刈り方まで、あらゆることを自分の流儀でしないと気が済みません。誰よりも有能であることを自負するハリエットは、周りを振り回しながら思い通りに生きて来ました。

 そんな彼女が生前に自分の訃報記事を作ることを思いつきます。皆から賞賛される文章を思い描きながら、彼女は長年広告を出していた新聞社に乗り込みます。訃報ライターのアン(アマンダ・セイフライド)はハリエットの依頼に面食らいながらも彼女の知人リストを一人一人訪ね回ります。

 知人達のハリエット評は気持がいいほど辛辣でした。「私は人の事を悪く言う場合は何も言わないことにしてるの」一人の女性はアンに微笑んで見せます。アンは取材内容をそのままハリエットに伝えます。良い訃報記事が書けないのはアンの能力が低いからと責めるハリエット。イイエ、それはあなたがクソババアだからよ、と応酬するアン。

 残念ながら面白いのは、ここまででした。ここからハッピーエンドに至る展開は、あまりにも奇麗にまとめられています。理想の訃報記事作成のため行動を共にするハリエット、アン、養子の女の子の三人組の構図は、いかにもありきたり。退屈しました。

 私の一番の感想はと言うと、ハリエットほど思いのままに生きて来た人が、なぜ自分が死んだ後の訃報など気にするのかということ。自分勝手も最期まで貫けば立派でしょう。そもそも訃報記事には良いことしか書かれないのですから。首を捻ったままエンドロールの途中で映画館を出ました。


@銀座シネスイッチ

by cuckoo2006 | 2018-03-09 14:21 | 洋画 | Trackback | Comments(4)
Commented by saheizi-inokori at 2018-03-09 22:18
筋の通らない荒っぽい映画でしたが、シャーリーマクレーンの怪力を楽しみました。
Commented by cuckoo2006 at 2018-03-10 22:42
saheiziさん
私はどうも“振り回される側”に自己投影してしまったようです。
シャーリー・マクレーンというと「愛と追憶の日々」がまず浮かびました。
Commented by sheri-sheri at 2018-03-12 17:19
結局、主人公は自分が可愛いのですね。ですから最後まで自分の思うような結末を迎えたいということではないでしょうか。・・・シャーリーマクレーン懐かしいですね。
Commented by cuckoo2006 at 2018-03-13 13:12
sheriさん
同じような状況の映画では「最高の人生の見つけ方」が好きでした。
余命わずかな二人が病室で出会い、やり残したこと(棺おけリスト)を叶えようとする旅に出るお話です。
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが最高でした。
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