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「菜の花」えてがみどどいつ & 映画「シンドラーのリスト」武者小路が黄ばんだまんま友情あいつに返せない °。°。゜。°。°。°。゜。°。° 映画ひと口感想 「シンドラーのリスト」監督スティーブン・スピルバーグ(1993年製作) 3時間17分だから休憩を挟んだのだろう。 あまりに生々しい場面に何度も中断し、観終わるのに3日掛かってしまった。 1939年、9月、ナチスがポーランドを占拠し、ユダヤ人は“ゲットー”に押し込められる。そこへ戦時の混乱に乗じ、ひと儲けしようとするドイツ人・オスカー・シンドラー(リーアム・ニーソン)が乗り込んで来る。 彼は潰れた工場を買い叩き、賃金の安いユダヤ人を働かせる。有能なユダヤ人会計士シュターン(ベン・キングスレー)に経営を任せ、シンドラーの事業は拡大していく。 しかしナチスによるユダヤ人迫害は強まり、凄惨な光景を目の当たりにしたシンドラーの心境に変化が現れる。彼は、安価な労働力という名目でユダヤ人のリストを作り、彼等が収容所へ送られることを阻止する。リストには1100人を超える名前があった。 実話に基づいた物語であり、本作でスピルバーグ監督は初のアカデミー賞作品賞を受賞。 収容所所長のゲート少尉(レイフ・ファインズ)は、ユダヤ人を恣意的に銃殺する残虐非道な人物に描かれる。物語にはこのような絶対悪の人物が必要なのだろうと思ったが、ゲート少尉も実在の人物で彼の言動も事実に基づいているそうだ。この人物だけでなく同様の行動をした者は他にもいたかも知れない。 同じ状況に身を置いてもシンドラーのようにその異常さに気づく人間とそうでない人間がいる。それがこの映画の一番の感想となった。
by cuckoo2006
| 2021-02-12 11:43
| 洋画
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Comments(7)
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exarakant at 2021-02-13 07:10
実篤を貸して寄越した「あいつ」は、『友情』を通して何を訴えていたのでしょう。
その後訣別してしまったのか、それとももう逝ってしまったのか・・・。 本の小口もいつの間にか黄ばんだまま書棚に残ってしまった本が侘しい。 数日前にTVで放送されたようですね。 『シンドラーのリスト』とともに、『杉山千畝』もユダヤ人への許されざる犯罪を告発する映画ですね。 もう一つ、たいがいは知らぬふりをしますでしょうね、弱いですも、人間は。
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wawa38 at 2021-02-13 10:33
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cuckoo2006 at 2021-02-13 12:15
exarakantさん
本も友情も返せないままで・・・せめての事、このまま本棚に置いておきましょうか^^; 目前に迫る事態に、自身の判断で行動することは公人にとってより難しいことだと思います。『杉山千畝』の映画も観てみたいです。 気づく人間と気づかない人間がいる、と書きましたが、あらかんとさんの言われるように 「たいがいは気づいているけれども知らぬふりをする」、自分も含めて本当にその通りだと思いました。
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cuckoo2006 at 2021-02-13 12:38
wawaさん、映画館でご覧になりましたか!
前にシネコンの“名画リバイバル”で観た やはり3時間を超える「ベン・ハー」はしっかり休憩を挟みました。 「シンドラーのリスト」が休憩を挟まなかったのは、制作者側の意図かも知れませんね。この映画は観なければとずっと思ってましたが、ようやく宿題を果たした気分です。映画を観るのも体力がいるに同感です(^^;
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jyon-non at 2021-02-14 22:47
今晩は。戦争の映画・・特に実話とあって葉胸が痛いですね。
普通の一般人だった人が残虐な事をする人間に豹変する それが極限状態に陥った時の実態だそうです。 ですから戦争はいけない。終わった後も苦しみますね。 リトアニアに旅した際、杉山千畝が実際当時いらした領事館行きました。 全て机もそのまま。壁には助けたユダヤ人たちの写真。 何だか、その精神の深さ、気高さ・・ヒシヒシと感じたことを思い出します。 割と小さな建物でした。
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jyon-non at 2021-02-14 22:48
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cuckoo2006 at 2021-02-15 12:58
jyon-nonさん
杉原千畝が避難民にビザを発給したのはリトアニアでのことだったと恥ずかしながら存知ませんでした。 領事館の写真を探したら赤い屋根に白い壁の本当に小さな建物。 jyon-nonさん、貴重な場所に行かれましたね。 「日本のシンドラー」ということしか知らないので、まずは映画「杉原千畝 スギハラチウネ」を観てみようと思います。 土曜夜の地震は揺れが物凄く長く、3.11と同じようだったので、これは何処かに大きいのが来たと覚悟しました。死者がゼロで本当に良かったです。こちらもお陰様で被害はありませんでした。ありがとうございます。
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