絵手紙に自作の都々逸を載せています。小説と映画の感想も。
by cuckoo2006
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリ
全体
本(日本のもの)
本(外国のもの)
海外ミステリー
村上春樹
邦画
洋画
韓国映画
舞台
えてがみどどいつ
折り込み都々逸
折り込み短・狂歌
狂歌(今年を振り返って)
絵手紙展
3分スピーチ@話し方教室
エッセイ@文章教室
児童文学
旧作再掲載
未分類
以前の記事
2024年 03月
2024年 02月
2024年 01月
2023年 12月
2023年 11月
2023年 10月
2023年 09月
2023年 08月
2023年 07月
2023年 06月
more...
最新のコメント
kepitaroさん ..
by cuckoo2006 at 18:23
この「保木間」という地名..
by kepitaro at 17:38
yumechiyanさ..
by cuckoo2006 at 20:34
こんばんは 少し早いで..
by yumechiyan at 20:50
tsunojirushi..
by cuckoo2006 at 15:26
私は「円」の単位が付くと..
by tsunojirushi at 11:59
wakuさんがおっしゃる..
by cuckoo2006 at 12:41
「つりだし」という決まり..
by waku59 at 08:37
まさ尋さん それはもう..
by cuckoo2006 at 14:27
まさ尋さん やはりそう..
by cuckoo2006 at 14:16
最新のトラックバック
ブックマーク  (五十音順)
タグ
(559)
(453)
(58)
(31)
(13)
(12)
(11)
(9)
(7)
(7)
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


「ピーターラビット」監督ウィル・グラック(2018年製作)


「ピーターラビット」監督ウィル・グラック(2018年製作)_d0074962_12161496.jpg
ピア(ローズ・バーン)     トーマス(ジェームズ・コーデン

「ピーターラビット」は、なかなかシビアなお話でした。

青い上着がトレードマークのピーターは、近所のマグレガーさんの庭からしょっちゅう農作物を掻っさらっています。
ある日のこと、かんかんに怒ったマグレガーさんにとうとうピーターは捕まってしまいます。
しかしその時、突如心臓発作を起こしたマグレガーさんは死んでしまいます。
ピーターや仲間たちは大喜びで、マグレガーさんの家でどんちゃん騒ぎのお祝いパーティを開きます。
マグレガーさんにミートパイにされたピーターの父親の恨みも晴らしたのです。

これは子どもの教育上いかがなものか??と首を傾げながらも、ピーターの動きと表情の可愛さに釘付けです。

ピーターたちの天下となったのも束の間、家を相続したマグレガーさんの甥トーマスが乗り込んできます。
トーマスは、昇進の夢が破れおもちゃの「ハロッズ」を辞めてきたばかりでした。

そして許せないことに、トーマスは、マグレガーさんの隣に住む、ピーターたちを何かと助けてくれた画家のピアと仲良くなるのです。

ピーターとトーマスの激しいバトルに、げらげら笑っている自分が愉快でした。

ピアの愛をトーマスに横取りされ、嫉妬に荒れ狂うピーターは、亡き父の言葉を思い出します。
「愛を分かち合うことは愛を失うことではない」と。
ピアは変わらずにピーターのことも大切に思っていたのです。

弟や妹が生まれた小さな子どもたちへのメッセージにも思えました。
そして原作者ポターの、自分達と同じように心を持って生きている動物たちへの深い愛を感じました。

それからピーターのイトコで垂れ耳のベンジャミンが良かった!
無鉄砲なピーターの巻き添えを食いながらも「それがボクの性分だから」と行動を共にします。茶色の毛に茶色の上着が都会的じゃないと言われるベンジャミンのファンになってしまいました。

「ピーターラビット」は、暖かくも痛烈なお話でした。

「ピーターラビット」監督ウィル・グラック(2018年製作)_d0074962_13284972.png
ピーターと三つ子の妹たちとイトコのベンジャミン



2007年10月掲載記事



by cuckoo2006 | 2021-04-10 09:24 | 児童文学 | Trackback | Comments(4)
Commented by exarakant at 2021-04-11 14:07
映画は観る元気がありませんでした(^^;
原作者のポターを紹介する時必ずと言ってもいいほど触れられるのが、「中流上層階級?」といういかにもイギリス的な出身階層のことですね。
つまり、この人は家庭教師やお手伝いさんに育てられたイギリスの「両家」のお嬢さんですね。
あれもこれもやれなかった少女時代の反動のようなピーターラビットは、もしかしたらポーターラビットかもしれませんね。
映画の方は、ピーターのハチャメチャぶりをさらに増幅させたようなものという気がしていますが・・・。
Commented by jyon-non at 2021-04-11 15:02
面白そうな映画ですね。(^^♪
Commented by cuckoo2006 at 2021-04-11 16:49
exarakantさん
ピーターラビットファンを怒らすような映画は作らないと思うので、この痛烈な感じは原作に添ったものなのでしょう。でもポスターに、作者の名前は「原案」として出ているのでやはり現代風の味付けはあるのかも。このへんは原作を読んでいないと判らないです(^^;
原作のピーターもやはりハチャメチャでしたか。妹の三つ子達も結構したたかで、従兄弟のベンジャミンだけが癒しキャラでした(^^;
Commented by cuckoo2006 at 2021-04-11 17:02
jyon-nonさん
声を立てて笑える映画は珍しいです。
綺麗事だけではないので余計面白いのでしょう。
でも小さな子どもと一緒には観ないほうがいいかも(^^;
<< 「あ・ま・お・と」折り込み都々... 「ツツジ」えてがみどどいつ、自... >>