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「京都の旅」第一集 松本清張・樋口清之〔著〕
『とにかく現地を見る人の目になって、おもしろい手引書になることを第一とした。また、じっさいには行けなくとも、これだけでも興味ある紀行読物になることを心がけた。読者がこれによって愉しい地理と歴史の径に分け入り、詩趣と旅情を得られるなら、その旅はさらに豊かとなり、また、家にあっても遊心おのずから起こることと信じる。』(著者のことば)
おととしの秋、京都へ初めての一人旅をしました。ガイドブック通りに真っ盛りの紅葉を満喫できたのですが、比叡山も三十三間堂も化野念仏寺もこの本を読んでから行けば良かったなあと悔やまれました。 物知りだけどチョッピリ気難しい親戚のおじさんに京都を案内してもらっている感覚です。一ヶ所が一章ずつの構成なので、小休止を挟みながらゆっくりと古都を巡って行きました。 解説に耳を傾けながら歩きます。まずは、東山の祇園から―大石が敵をあざむくために遊んでいたのは、祇園の一力茶屋ではなく、伏見か島原あたり、そもそも敵をあざむくためというのも怪しく、彼自身の女好きの癖によるところが多い・・今の落柿舎には、去来が泊まったこともなければ、芭蕉が寝たこともない・・竜安寺の石庭、なんであんなものをここまで有り難がるのか・・寂光院の尼僧にも一言ある・・―辛口な口調が、とても面白かったです。 地理歴史が苦手科目の私には、「おじさん」の話が難しすぎて眠くなるところもありました。一日に幾つもお寺を周ると、頭の中でゴチャゴチャになってしまうように、たくさんの名所旧跡にこんがらがったところもあります。 それでも、今すぐ桜の京都へ飛んで行きたくなります。御休み処の甘いもので休憩しながら、次に行く場所のページを開き、じっくり読んでみたい。全く違う景色が見えてきそうです。 嵯峨野・大沢の池のほとりにぽつんとある石仏、広隆寺の木造弥勒菩薩、月の名所・石山寺、今度京都へ行く時、訪ねてみたい所が幾つも見つかりました。 一人旅に心強い相棒の一冊です。
by cuckoo2006
| 2007-03-13 12:50
| 本(日本のもの)
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Comments(5)
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楽生
at 2007-03-14 07:32
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「京都の旅」第一集 松本清張・樋口清之〔著〕を読まれましたか。いい本でしょう。よく知っている京都も、書く人が書くと眼から鱗です。同じ意味で「街道をゆく」司馬遼太郎著もすごいです。文庫で43冊ありますが、各冊単独ですので1冊読むだけでも面白いですよ。
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cuckoo2006 at 2007-03-14 19:06
楽生さん、こんにちは。
「街道をゆく」も紀行文だったのですね。「竜馬がゆく」からの連想で時代小説と思い込んでました。好きな場所の巻を探して読んでみようと思います。 「京都の旅」1、2集は、絶版とのことでしたが、アマゾンユーズドで見つけたので手元に置いとくことにしました。ちなみに壱円でしたョ。 京都でこの二冊を読むのが楽しみです!
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cuckoo2006 at 2007-03-14 19:06
「京都の旅」前書きの「旅する人」へより抜粋
『――たとえば、旅先のある場所で、私が歴史を想い、古建築の様式や外来文化を眺め、神社ならその祭神と古代日本民族の関連を考え、仏寺なら民間信仰の伝道分布と経路を思い、神話・伝説が残っていれば、それをもたらした遠い種族の生活をしのび、文学あればその成立を、美術あればその変遷を、山見れば地質を。湖沼あれば岸辺の古代生活をあとを、道あれば交通の移り変わりを、というふうに見まわして、しばらく佇んでいたとしよう。ところが、そこに別の旅行者がきて、かんたんにざっと眺めただけで立ち去ったとしようか。ああ、もったいない、もう少しご覧になったらいかがですか、と思わずひきとめて話してあげたくなる。これは案内するというのではなく、まして教えるというのではない。自分の感動を人に伝え、いっしょに見ていたい旅人の仲間意識からである。しかし、じっさいにはそんなお節介なことをする勇気はない。だが、気持は残っている。その気持がこの本をつくる動機にもなったのである――』
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楽生
at 2007-03-15 06:29
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章子さん、京都、関西方面へお越しの際は、ご一報ください。
面白観光案内をさせて頂きます。
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cuckoo2006 at 2007-03-15 18:47
おおきに!面白観光間違いなしですね。
ところで、大阪場所、目が離せませんね。 普天王のブログを毎日見てるんですが、今日、五日目はーー 五日目です。。。 勝てません(赤太字)。。。。 何だかヒロシのよう・・・NHKでも「ブログ力士」と紹介されてます。 世の中、変わりましたねえ~
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