絵手紙に自作の都々逸を載せています。小説と映画の感想も。
by cuckoo2006
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カテゴリ
全体
本(日本のもの)
本(外国のもの)
海外ミステリー
村上春樹
邦画
洋画
韓国映画
舞台
えてがみどどいつ
折り込み都々逸
折り込み短・狂歌
狂歌(今年を振り返って)
絵手紙展
3分スピーチ@話し方教室
エッセイ@文章教室
児童文学
旧作再掲載
未分類
以前の記事
2024年 03月
2024年 02月
2024年 01月
2023年 12月
2023年 11月
2023年 10月
2023年 09月
2023年 08月
2023年 07月
2023年 06月
more...
最新のコメント
kepitaroさん ..
by cuckoo2006 at 18:23
この「保木間」という地名..
by kepitaro at 17:38
yumechiyanさ..
by cuckoo2006 at 20:34
こんばんは 少し早いで..
by yumechiyan at 20:50
tsunojirushi..
by cuckoo2006 at 15:26
私は「円」の単位が付くと..
by tsunojirushi at 11:59
wakuさんがおっしゃる..
by cuckoo2006 at 12:41
「つりだし」という決まり..
by waku59 at 08:37
まさ尋さん それはもう..
by cuckoo2006 at 14:27
まさ尋さん やはりそう..
by cuckoo2006 at 14:16
最新のトラックバック
ブックマーク  (五十音順)
タグ
(559)
(453)
(58)
(31)
(13)
(12)
(11)
(9)
(7)
(7)
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


「チェンジリング」監督クリント・イーストウッド

チェンジリング」

「チェンジリング」監督クリント・イーストウッド_c0186554_16204021.jpg見どころ
巨匠クリント・イーストウッドと人気女優アンジェリーナ・ジョリーが初めて組んだ話題作。1928年に米国で起こった実話に基づき、わが子を取り戻そうとする母親の闘いを描く。
ストーリー
シングルマザー、クリスティンの息子ウォルターが突然失踪した。5ヶ月後、警察がウォルターを発見するも、その少年は全くの別人だった。そのことを信じてもらえないクリスティンは思わぬ運命をたどっていく。(Movie Walkerより)









 やっぱり、クリント・イーストウッド監督作品の暗さ、重さ、でした。しかも実話です。
見始めてすぐ、「ミスティック・リバー」を思い出しました。幼馴染の三人の少年が、殺人の容疑者、被害者の父親、そして刑事として再会する物語です。これも救いようのない重苦しさでした。

 でも、この「チェンジリング」が、「ミスティック・リバー」と大きく違っているのは、とてつもない勇気と信念を持った強い母親が主人公であるということ。これを演じるアンジェリーナ・ジョリーが、最後まで全く本人に見えません。ケイト・ウィンストレットにも感じたけど女優なんですねぇ。

 幕開けの、“It is a true story. ”がいやが上にも画面の緊迫感を高めます。警察当局に抵抗する一市民を抹殺する身も凍る手段など、悲しいほどの現実感です。これに徹底的に抗戦するクリスティン、一人の牧師が彼女を支援することにより事態は動き始めます。

 裁判の場面、そして犯人の死刑執行の場面など、やり過ぎと思うほどの臨場感でした。そしてヒロインの口紅や刑事の背広の生地など、スクリーンから20年代のリアルな質感が伝わってきます。でもそんなリアルさの中、すり替わった少年の動悸があまりに軽くて拍子抜けだった。こちらの方のドラマは、時間の関係で割愛したのでは?と勘ぐりたくなりました。

 ラストシーンで見せるクリスティンの深い微笑み、母親としてのその強靭な意志には、ただただ驚くばかりでした。見終わってどっと疲れたけれど、142分を長く感じなかった。観て良かった。ちなみに「ミスティック・リバー」もマイベスト5に入る好きな映画です。


@TOHOシネマズ西新井
by cuckoo2006 | 2009-04-26 13:54 | 洋画 | Trackback | Comments(0)
<< 「レッドクリフPartⅡ未来へ... 「レボリューショナリー・ロード... >>