絵手紙 with 都々逸
2024-03-17T12:18:24+09:00
cuckoo2006
絵手紙に自作の都々逸を載せています。小説と映画の感想も。
Excite Blog
花の栞もあの日のままに*「文庫本」旧作再掲載
http://cuckoo2006.exblog.jp/29976875/
2024-03-17T12:18:00+09:00
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cuckoo2006
旧作再掲載
花の栞もあの日のままに 返し忘れた文庫本
(2013年3月23日掲載)
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一大事*「急須」えてがみどどいつ
http://cuckoo2006.exblog.jp/29961498/
2024-03-14T00:20:00+09:00
2024-03-14T12:15:15+09:00
2024-03-14T00:20:33+09:00
cuckoo2006
えてがみどどいつ
これは間違いなく一大事でしょう。
ここで何度もご紹介したことのある「ベスト・パートナーになるために:男は火星から女は金星からやってきた」。著者はアメリカの心理学者・ジョン・グレイ博士。2001年に出版されたロングセラーです。
その本にこんなことが書いてありました。
「家庭」とは、男性にとっては安心して黙っていられる場所。
一方、女性にとっては安心して何でも喋れる場所。
だから男が黙っていればそれは満足している証拠。しかし女が黙っていればそれは緊急事態なのだ、と。
奥さんが朝から黙っているのは、考え事をしているのでも、歯痛でもありません。
まずはテレビを消し、傾聴の姿勢を取る。
これが唯一無二の方策です。
どうもひと荒れ来そうな気配 妻が朝から喋らない
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器用な夫*「金槌」えてがみどどいつ
http://cuckoo2006.exblog.jp/29952441/
2024-03-11T11:52:00+09:00
2024-03-11T11:59:25+09:00
2024-03-11T11:52:54+09:00
cuckoo2006
えてがみどどいつ
しぐれ1月歌会「器」のお題に作った歌。
うちの夫は、かなりマメで器用な方だと思います。
先日は、年季のはいったトランクのキャスターの1つが壊れてしまったのを4つとも新しい物に付け替えていました。
そして、あんまり言いたくないことですが、掃除するのも洗濯物を干すのも畳むのも私より遙かに綺麗です。
夏の終わりに羽根を外して扇風機を洗うのも、1か月半に1度換気扇の掃除をするのも夫の仕事。これを友人達に話すと、大体びっくりされます。
「いいわねえ!」と言われるのですが、綺麗好きな夫を持った妻にしか分からない辛さもあります
それは、妻のやっている家事について、気に入らないが耐えていることが推測されるからです。
「ほんとにうちのダンナは、だらしなくて嫌になる!」私が一度言ってみたいセリフです。
夫も妻(リウマチ)にプレッシャーをかけてはまずいと思うのか、きちんとしている理由を理系の習性と説明します。
夫がした同僚夫婦のこんな話。
「〇〇さんが、オクサンが掃除機を丸くかけるのをやり直したくて仕方ないのを我慢してる、って言ってた。理系のサガだよなあ」と。(自分も同じ気持なのでしょう)
夫に寄りますと、きちんとしないと実験が成立しない理系、特に工学系の特徴なのだそうです。
ですから、妻のズボラ度には一切関係がないようです。
何をやっても器量だけれど 偉くならないうちの人
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母とくぐった桜の門を*「ランドセル」旧作再掲載
http://cuckoo2006.exblog.jp/29943269/
2024-03-08T00:26:00+09:00
2024-03-08T00:26:01+09:00
2024-03-08T00:26:01+09:00
cuckoo2006
旧作再掲載
母とくぐった桜の門を 母の背を越え巣立ってく
(2015年3月7日掲載)
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北千住の関所*「蕎麦猪口」えてがみどどいつ
http://cuckoo2006.exblog.jp/29931515/
2024-03-05T11:34:00+09:00
2024-03-05T11:38:45+09:00
2024-03-05T11:34:22+09:00
cuckoo2006
えてがみどどいつ
しぐれ1月歌会「宅」のお題に作りました。
これも「ストーブ列車」と同じく想像の歌です。
歌会のいけるクチのお仲間にこんな話を聞いたことがあります。
最寄り駅から家への帰り道に居酒屋があり、その「関所」を通らないと家に辿り着くことが出来ないのだと。
飲めない人間には想像もつかないことですが、考えてみると、そんな自分にも「関所」がありました。
それは、北千住駅内にある「丸亀製麺」。このうどんチェーン店の存在に気づいたのは昨年秋のことでした。調べてみたら2020年開業とのこと。2階コンコースの一番端にあるので今まで気づかなかったのです。
それからというもの、自慢ではありませんが、「丸亀製麺」に寄らずに、駅を乗り換えたことは一度もありません。わが町の西新井大師に月一度行かないと落ち着かないのと同じ状態になっています。
この時期、「丸亀製麺」の店頭には「牡蠣ぶっかけうどん」の大きな写真が飾られています。この写真効果は絶大で、私が「牡蠣ぶっかけうどん・並」を注文した後に入って来たニイチャンは「牡蠣ぶっかけうどん・大盛り」を頼んでいました。おお同志よ、と思う瞬間です。
「今日も関所を通って来た」と夫に報告します。
宅飲み街飲みどっちにしても 今日も一人で飲んでいる
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雛へアンヨの一歩が伸びて*「お雛様」旧作再掲載
http://cuckoo2006.exblog.jp/29924976/
2024-03-02T12:21:00+09:00
2024-03-02T12:21:48+09:00
2024-03-02T12:21:48+09:00
cuckoo2006
旧作再掲載
雛へアンヨの一歩が伸びて 初孫小さく早生まれ
(2020年2月25日掲載)
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「PERFECT DAYS」監督ヴィム・ヴェンダース
http://cuckoo2006.exblog.jp/29916009/
2024-02-28T00:18:00+09:00
2024-02-28T11:41:53+09:00
2024-02-28T00:18:41+09:00
cuckoo2006
邦画
以下ネタバレあり
この映画のことが1週間くらい頭を離れませんでした。
平山(役所広司)は、渋谷区内の公共トイレ清掃員。古いアパート(これがなぜかメゾネットタイプ)に住む平山の日常が淡々と描かれます。
トイレを使いに来る人達は、平山がまるでそこにいないかのように振る舞います。これは自分も思い当たる、ほとんどの人の他意のない行動でしょう。
渋谷区にある、デザイナーが設計したようなトイレの数々。彼はそれを妥協することなくシステマチックに磨き上げていきます。
そして仕事を離れた平山の訪れる場所も描かれます。夕食を取る浅草地下商店街の居酒屋や銭湯。古本屋にコインランドリーにスナック。彼の一日、彼の一週間を覗いているような感覚です。
どうしたって教養のある人物にしか見えない平山が、なぜ今の暮らしをしているのか。謎は深まります。
それでも修行僧のように暮らす平山が、若い女性に好意を示されじんわり喜んだり、急にシフトが増やされ事務所に声を荒げたりと人間的なところも描かれます。これが良かった。
後半に、姪っ子が現われ、彼の素性が見えてきます。
ここで私は大きな勘違いをしました。「おじさん」と平山を呼ぶ「ニコ」を別れた妻の連れ子と思い込んだのです。
ですから「ニコ」を連れ戻しに来た女性(麻生祐未)をてっきり元妻と思ってしまった。
「ニコ」の母が平山に告げた「お父さんに会いに行ってやって」、この台詞で女性は妹と解りました。そして平山は妹を抱きしめます。ハグの習慣のない日本人からは見ると、こういうところは外国人(ドイツ人)監督だなあと思いました。
けれどもそれ以外は、日本人が見ても全く違和感のない今の日本です。
毎朝、スカイツリーが視界に入ってからカセットをセットする平山。
小さな決まり事に従って日々を送ること。これが心を平静に保つ秘訣なのかも知れません。
「ゴジラ−1.0」を上回りました!
平山(役所広司) ニコ(中野有紗)
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上の子下の子大根キャベツ*「大根」旧作再掲載
http://cuckoo2006.exblog.jp/29910172/
2024-02-25T15:01:00+09:00
2024-02-25T15:01:14+09:00
2024-02-25T15:01:14+09:00
cuckoo2006
旧作再掲載
上の子下の子大根キャベツ 積んでペダルは駆け上がる (2016年2月28日)]]>
冬の北海道*「スルメ」えてがみどどいつ
http://cuckoo2006.exblog.jp/29899731/
2024-02-22T12:20:00+09:00
2024-02-22T12:22:05+09:00
2024-02-22T12:20:21+09:00
cuckoo2006
えてがみどどいつ
しぐれ新春歌会「乗」のお題に作りました。
お題の「乗」の字は入っていませんが、しぐれ歌会では題を読み込む「字結び」ではなく「表現自由」なのでOKです。他にも色々な乗り物が出て来ました。
ところで、この歌は全くの想像です。この先も私は「ストーブ列車」に乗ることも「札幌雪まつり」に行くこともないでしょう。どうしてかというと、寒さの厳しい時期に寒いところへ行く気力・体力がないからです。
先月、大寒の頃に、沖縄と台湾へ行ってきました。あちらはもう4月、5月の暖かさ。寒さで数ヶ月間、縮こまっていた身体が解けていくのを感じました。
寒い時期に寒い地方に行けないのと同様に、夏に暑い場所へ行くことも今の私には考えられないことです。それは、あんまり言いたくないことですが、紫外線でこれ以上、顔のシミを増やしたくないから。
学生時代、リュックを背負って北海道を旅したのも、やはり夏。元気があり余っていたあの頃に、オホーツク海の流氷でも見ておくのだったなあと後悔しています。
スルメ炙ったストーブ列車 旅の終わりの猛吹雪
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弁当広げた三階席は*「弁松の弁当」旧作再掲載
http://cuckoo2006.exblog.jp/29888633/
2024-02-19T12:23:00+09:00
2024-02-19T12:23:02+09:00
2024-02-19T12:23:02+09:00
cuckoo2006
旧作再掲載
弁当広げた三階席は 海老蔵誉めたりけなしたり
(2013年11月24日掲載)
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水戸偕楽園*「梅」えてがみどどいつ
http://cuckoo2006.exblog.jp/29877553/
2024-02-15T11:55:00+09:00
2024-02-15T16:08:55+09:00
2024-02-15T11:55:36+09:00
cuckoo2006
えてがみどどいつ
水戸偕楽園の梅まつりの時期(2月~3月)に合わせ、常磐線に「偕楽園」という臨時駅が開設されます。
一度だけ電車で行った時に臨時駅の存在を知りました。
ところで、しぐれ歌会には茨城の会員の方が5名ほどおられます。
茨城県は都々逸ゆかりの地。江戸末期に活躍し、都々逸節の祖として知られる都々逸扇歌は茨城県の出身で、晩年を過ごした石岡市の国分寺境内には扇歌の墓もあります。5名の皆さんは、茨城の都々逸(俚謡)結社「花野吟社」の会員でもあります。
記念大会などには揃っておいでになりますが、私達が茨城にお邪魔したこともあります。ちょうどその頃、「48都道府県魅力度ランキング」が発表されたばかりで、皆さん「最下位・茨城」をガンガン、ネタにしておられました。私などは絶対触れてはならない話題と思っていたのですが、皆さんあんまり楽しそうで笑ってしまいました。聞くところによると茨城県は、海の幸・山の幸両方に恵まれ昔から豊かな地域ということです。鷹揚でユーモアがある方々ばかりなのが良くわかります。
春へ乗り込む常磐線は 梅の見頃の臨時駅
私が以前作ったこんな歌についても「私達はこういうのは案外(灯台もと暗しで)作れないのよねえ」というようなことを言ってくださいました。
「偕楽園」の梅の香りを、今度はマスクなしで吸い込みたいものです。
開花予想の偕楽園は 春を待ってる臨時駅
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薄紅ほど佳く何より早く*「緋寒桜」旧作再掲載
http://cuckoo2006.exblog.jp/29865223/
2024-02-11T15:41:00+09:00
2024-02-11T15:42:50+09:00
2024-02-11T15:41:57+09:00
cuckoo2006
旧作再掲載
薄紅ほど佳く何より早く 緋寒桜は江戸好み
(2013年2月18日掲載)
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明日またね!「幼児用コップ」えてがみどどいつ
http://cuckoo2006.exblog.jp/29856785/
2024-02-08T13:38:00+09:00
2024-02-08T17:34:34+09:00
2024-02-08T13:38:19+09:00
cuckoo2006
えてがみどどいつ
しぐれ新春歌会の「園」のお題に作りました。
提出した「保育園」、「偕楽園」、「動物園」の3章のうち、「保育園」と「偕楽園」の2章を選んでいただきました。この「保育園」の歌が自分としては一番好きな歌です。
ところで、私の住んでいるマンションの下の遊歩道沿いに保育園があります。窓を開けていると、お帰りの時間には子供達の賑やかな声が聞こえます。
この保育園は、「病後児保育園〇〇〇」という看板が掛かっています。「病後児保育園」とは聞き慣れないし、園児達は元気そのもの。
今回、検索してみたところ、
『病後児保育園とは、子供が病気に罹り回復期にあり、まだ体力が完全には戻っていない等の理由で通常の保育が難しいというケース』ということです。ちなみに定員は4名とのこと。病後保育スペースがある一方、他は通常の保育園と変わりないようです。
今は亡き愛犬ハルの夕方の散歩が、保育園のお迎えの時間によくぶつかりました。仕事帰りのお母さん達は、これからスーパーに寄って夕ご飯を作って食べさせお風呂に入れるのでしょうか。多分休む間もない忙しさ。応援したい気持になりました。
ハルを見て、「ちいちゃいワンワン」と寄って来る子もいました。しかしハルの苦手順位は、1位 自分以外の犬、2位 子供、3位 その他すべての人間。
ちいちゃいワンワンは、リードをグングン引っ張り、いつも一目散に、その場から離れようとしたものです。
朝は泣いたが帰りは元気 明日またねの保育園
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頬を切る風吐く息熱く「月」旧作再掲載
http://cuckoo2006.exblog.jp/29849969/
2024-02-05T13:18:00+09:00
2024-02-05T13:18:40+09:00
2024-02-05T13:18:40+09:00
cuckoo2006
旧作再掲載
頬を切る風吐く息熱く 少し二月の月といる
(2013年2月6日掲載)
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「あなたが誰かを殺した」東野圭吾【著】
http://cuckoo2006.exblog.jp/29844861/
2024-02-03T14:38:00+09:00
2024-02-03T14:42:15+09:00
2024-02-03T14:38:46+09:00
cuckoo2006
本(日本のもの)
これは、面白かった!巷に東野圭吾の本が溢れている理由が良くわかりました。
帯に「最初から最後までずっと面白い!至高のミステリ体験。」
とあります。看板に偽りありません。
高級別荘地で起きた連続殺人事件。1ページ目は、緑の中に建つ瀟洒な5軒の別荘の絵地図です。
ここで毎夏、住民達が合同で催すバーベキューパーティー。表面上は、上品で穏やかな交流も、内実は嫉妬と詮索のドロドロしたものでした。
パーティーが終った後、別々の場所で殺害された5名の住民。住民らによる検証会に招かれたのが、ご存知、刑事・加賀恭一郎。本書は、ドラマや映画では阿部寛が演じる、"加賀恭一郎シリーズ" の最新作です。
最後に、すべての真実があきらかになります。やはり、あれこれ推理をめぐらせたこちらの想像をはるかに超えたものでした。最初から最後まで読者を掴んで離さない手腕は大したものです。
実は、この本は初めてのクルーズ旅行に持って行ったものでした。寄港地の観光から戻り、夕食を待つ間に読んだり、海を見ながらデッキでページをめくったり、旅の楽しさが増しました。肩が凝らず面白さ抜群の東野圭吾。旅のお供に最適です。
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