小説、映画、絵手紙、都々逸
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「ソーシャル・ネットワーク」 監督デビッド・フィンチャー

 ソーシャル・ネットワークd0074962_14115195.jpg
ストーリー
世界最大のソーシャルネットワーキングサイト「Facebook」創設者マーク・ザッカーバーグの半生を、鬼才デビッド・フィンチャーが映画化。2003年、ハーバード大学に通う19歳のマークは、親友のエドゥアルドとともに学内の友人を増やすためのネットワーキング・サービスを開発する。そのサービスは瞬く間に他校でも評判となり、ファイル共有サイト「ナップスター」創設者のショーン・パーカーとの出会いを経て、社会現象を巻き起こすほどの巨大サイトへと急成長を遂げるが……。主演は「イカとクジラ」のジェシー・アイゼンバーグ。共演にジャスティン・ティンバーレイク、新スパイダーマンに抜擢されたアンドリュー・ガーフィルドら。(eiga.comより)
キャスト
ジェシー・アイゼンバーグ、アンドリュー・ガーフィールド、ジャスティン・ティンバーレイク、ジョセフ・マッゼロ、ルーニー・マーラ、アーミー・ハマー、マックス・ミンゲラ


 これは乗ってくるだろうと夫を誘って観に行きました。2003年、ハーバード大学の学生だったマーク・ザッカーバーグが、“フェイスブック”を立ち上げた経緯が実話に基づいて描かれます。

 幕開けは、マークとガールフレンドのボストン大生・エリカのパブでの口論シーン。マークは、傲慢な態度からエリカをすっかり怒らせ愛想を尽かされてしまう。タイトルバックが流れる中、肩をすぼめて足早に学生寮へ戻るマークに、「アメリカン・グラフティ」、「いちご白書」、「ある愛の詩」などというキャンパスを舞台にした我が青春時代の映画が思い起こされます。

 しかし、時は30年以上流れていました・・・自室に戻ったマークは、ブログにエリカを中傷する記事をアップし、そのあと腹立ち紛れに、ハーバード中の寮の名簿をハッキングし、女子学生の写真の格付けサイトを立ち上げます。大学側が閉鎖するまでサイトは驚異的なアクセス数を記録し、マークは瞬く間に大学中で名を知られるようになり、女子学生には決定的に嫌われてしまいます。

 このマークの才能に目を付けたのが、名門クラブの資産家の子息ウィンクルボス兄弟でした。以前から構想してきたハーバードブランドを掲げたインターネット上での男女の出会いの場の創設を、名誉挽回のチャンスにとマークに持ちかけます。しかし、マークは彼等の構想を更に膨らませ、親友エドゥアルドを共同創業者とし、学内で友人を増やしていく実名、写真付きのサイトを立ち上げてしまいます。これが、現在の利用者全世界で5億人以上という“フェイスブック”の始まりでした。

 やがて、マークは、19歳で“ナップスター”を創設したショーン・パーカーと出会い彼のアドバイスにより、巨額の評価額を目標に、“フェイスブック”を巨大化させていきます。だがマークはその後、経営方針の違いが修復不能となり、創業者の報酬の権利を主張するエドゥアルドと、アイデア盗用を訴えるウィンクルボス兄弟双方から告訴されます・・・・

 もうエリート意識がぷんぷん臭い、才能ある者とそれに群がる者の嫌らしさで一杯でした。好感の持てる人物は、ほとんど出てきません。それでも主役のマークは救いのある描かれ方をしています。エリカの存在が、彼の中のピュアな部分を引きだしてみせます。それに何と言っても、マークは間違いなく天才、天才ってこういうものだろうなと納得してしまいました。そして、インターネットの世界で動く巨額の富、という背景があっても、そこにはハーバード大学を舞台にした現代の若者の青春、が感じられました。夫婦の感想も「面白かったね」と一致しました。


@TOHOシネマズ西新井


★次回は、三浦しをんの「木暮荘物語」です。
by cuckoo2006 | 2011-02-28 22:15 | 洋画 | Trackback | Comments(0)

「冬の裁き」 スチュアート・カミンスキー[著]

冬の裁き」 a0163466_17135764.jpg

真冬のシカゴ。深夜、若い夫婦が二人組に襲われた。夫は射殺され、妻は重傷。老刑事エイブ・リーバーマンにとって、これは特別な事件だった。殺されたのは、彼の甥だったのだ―こうして、長い一日がはじまった。犯罪が続発し、哀しみの葬儀が進むなか、リーバーマンの執念の捜査はつづく。そして24時間後、彼は事件に潜む真の悲劇を裁く場に立っていた…一日を時系列的に追う緊密な構成で、からみあう犯罪と人間模様を浮き彫りにする野心的ミステリー。MWA賞作家カミンスキー、渾身の一作。(文庫本裏表紙より)


 久々の海外ミステリー。途中で止まれない“一気本”ではなかったけれど、落ち着いて楽しめました。近頃、根を詰めるとめっきり身体に障るので、丁度いい具合の面白さです。

 舞台は、真冬のシカゴ。午前0時2分、路上で若い夫婦が二人組の強盗に襲われる。事件を担当することになったリバーマン刑事は、被害者が兄夫婦の息子と妊娠中の妻であることを知る。一族を襲った深い悲しみの中、リバーマンは執念の捜査を続ける。一方同僚のハンラハン刑事が抱える事件も危機が迫っていた。その日の夜11時30分にすべての真相が明らかになるまでの長い長い一日の話です。

 物語は、終始暗く静かなトーンで進みます。事件と並行して刑事の家庭が描かれるところも私の好みでした。家族の間の微妙な距離感や小さな不協和音などが繊細に描かれます。リバーマンが、野球場へ初めて連れて行った甥の喜んだ丸顔を思い出すところや、リバーマンの娘リサが、別れた夫の新しいガールフレンドに父が好感を持ったことに心が揺れる描写など、しっくり来ました。

 最後に、追い詰めた犯人とリバーマンが交わす一つの約束・・・悲劇の結末は想像もつかないものでした。

 相性がいい作家に出会えたと喜んだのですが、作者スチュアート・カミンスキーは、残念なことに2009年に75歳で亡くなっています。エイブ・リバーマン刑事シリーズは、あと2冊「裏切りの銃弾」と「愚者たちの街」が出ているのでどちらか読んでみようと思います。
by cuckoo2006 | 2011-02-02 12:52 | 海外ミステリー | Trackback | Comments(2)