小説、映画、絵手紙、都々逸
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「フライト」監督ロバート・ゼメキス

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解説
「フォレスト・ガンプ 一期一会」のロバート・ゼメキス監督がデンゼル・ワシントンを主演に迎え、「キャスト・アウェイ」以来12年ぶりに手がけた実写作品。フロリダ州オーランド発、アトランタ行きの旅客機が飛行中に原因不明のトラブルに見舞われ、高度3万フィートから急降下を始める。機長のウィトカーはとっさの判断で奇跡的な緊急着陸に成功。多くの人命を救い、一夜にして国民的英雄となる。しかし、ウィトカーの血液中からアルコールが検出されたことから、ある疑惑が浮上し……。第85回アカデミー賞で主演男優賞、脚本賞にノミネートされた。(eiga.comより)


 エンドロールが流れ出すと、隣と後ろから「いい映画だったねえ」という声が聞こえてきました。ハイ、私も今年の暫定ベスト1です。

 この映画の魅力は、何と言っても様々な要素が盛り沢山に楽しめること。冒頭の飛行機墜落事故の場面は、逆さまになった事故機に自分も乗ってるような迫力です。事故が起る前の、コックピットでの機長ウィトカーの言動は、嫌味で自信家で信頼できない人物そのもの。しかし、ひと度緊急事態が発生すると、これ以上ない有能な機長となる。どーんと肝っ玉が据わり、大胆さと緻密さで難局を乗り切ります。

 このシーンで思い出したのは、日航ジャンボ機墜落事故のボイスレコーダーに残った機長の声、でした。「どーんと行こうや!」を最後に録音は途絶えたのでした。機上でのアクシデントは死に直結する。その現実対応力こそ機長に求められる能力なのですね。それにしても、(映画の方の話ですが)、極限状態におけるプロの手腕は、人格や人間性などとは一切関係なく、ひたすら高度な技術と強靭な精神力が要求されることが良く分かります。

 事故後は、ガラリと雰囲気を変え、ウィトカー機長の内面へ焦点が当てられます。機長が隠す彼自身の過失について、観る者は全部分かっているわけです。追い詰められた機長の胸中を駆け巡る、自負、恐怖、女性乗務員への罪の意識、、、。別居中の妻子に拒絶され、死んだ父の家に身を隠すウィトカーの心中に全面的に感情移入してしまいます。

 ウィトカー機長は、熟練の操縦技術やスマートな身のこなしで、辛うじて体裁を保ってはいたが、既に身も心も破綻状態だったことが露呈してきます。事故原因究明の公聴会前夜の“毒を食わば皿まで状態”の場面を大袈裟とは思えませんでした。これが現実でしょう。

 出来レースの公聴会の最後の質問に対しては、やはりあの「答え」しかありませんでした。あんなの綺麗事だ、とは全く思わなかった。航空会社の敷いたレールに乗っていた彼の人生を思うと背筋が凍ります。

 最後の面会シーンに現れたのは、あの人物一人。これが、もう効いていた。これほど暖かい気持ちになったラストシーンは久しぶりです。ああ、いい映画だった!私も思わず声に出したくなりました。


@TOHOシネマズ錦糸町


★次回は、小川洋子の「最果てアーケード」です。

by cuckoo2006 | 2013-03-30 18:19 | 洋画 | Trackback | Comments(0)

弥生てるてる坊主 えてがみどどいつ

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濡れて乾いたてるてる坊主お花見弁当玉子焼き
by cuckoo2006 | 2013-03-26 16:47 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

弥生文庫本 えてがみどどいつ

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花の栞もあの日のままに返し忘れた文庫本
by cuckoo2006 | 2013-03-23 15:38 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

「五十鈴川の鴨」竹西寛子[著]

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内容(「BOOK」データベースより)
淡い交りだった―静寂な川の流れに、生きては会えぬ人のおもざし。あたうかぎりの寡黙と忍耐にひめた原爆の影。

 
 

 こういう雰囲気の本を初めて読みました。七編の短編集、どのお話も人生の秋にいる主人公の何気ない日常と心情が綴られます。全編が淡く寂しく澄んでいます。

 一編目、タイトルの「五十鈴川の鴨」は、セミナーでふと知り合った建築家二人の十数年の淡い交流。語り手の男性の追想により、友人の孤高の生涯が浮かび上がります。二人で訪れた伊勢神宮、境内を流れる五十鈴川を眺めていた友人の心情を、男性は今になって知ることとなります、、、、

 ザワザワした日常は一切なく、ここには違う時間が流れています。心を尽くし、折り目正しく生きてきた、それぞれの主人公の纏う、静かに澄み切っている気配に引き込まれました。実は、一編目を読み、これは私には合わないなあ、と思いましたが、読み進むうち、背筋が伸びるような呼吸がゆっくりになるような気持ちになっていきます。

 どの物語も、日々の暮らしをあっさりなぞる筋立てですが、そこで交わされる人と人との心がきめ細やかに掬い取られます。私が一番好みだったのは、三編目の「くじ」。展示用のモデルハウスの抽選会へ向かうバスで隣り合った老年の男女。天気の話から始まった会話は家族の話になり、男性は、息子に女がいて、この申し込みは嫁へのせめてもの贈り物になれば、という思いを打ち明ける。女性は男性に、この日初めて暖かい視線を送る。女性が男性と再会した夢を見るところでお話は終わります。抑制の利いた二人の会話が印象的でした。

 年を重ねても、こんなふうに凛と達観した心境には至れるはずもありませんが、ガサガサ生きている日常を一瞬立ち止まるような気持ちになります。一度だけ参った伊勢神宮で、ひしひしと感じた“霊気”が、ページを捲っているうちに蘇ってくるようでした。著者竹西寛子さんは、1929年広島生まれです。


★次回は、映画「フライト」です。

by cuckoo2006 | 2013-03-19 20:02 | 本(日本のもの) | Trackback | Comments(0)

弥生「薬」 えてがみどどいつ

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春の予定にからだも軽く順番通りに飲む薬
by cuckoo2006 | 2013-03-13 17:21 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

「テッド」 監督セス・マクファーレン

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解説
マーク・ウォールバーグ扮する中年男と、Fワードを連発する過激なテディベアの交流を描いたコメディ。全米ではR指定ながらも、興行収入2億ドルを超える大ヒットを記録した。いじめられっ子の少年ジョンは、クリスマスプレゼントにもらったテディベアのテッドと本当の友だちになれるよう、神様に祈りをささげる。すると翌日テッドに魂が宿り、2人は親友になる。それから27年が過ぎ、ジョンとテッドはともに30代のおじさんになっていた。一時は「奇跡のテディベア」としてもてはやされたテッドも、幻惑キノコで逮捕されてからは堕落し、下品なジョークと女のことばかり考える日々。そんなある日、ジョンは4年間つきあっている恋人から、自分とテッドのどちらかが大事なのか選択を迫られ……。コメディアンや声優として活躍してきたセス・マクファーレンの初監督作。(eiga.comより)


 馬鹿馬鹿しくて面白過ぎました。それで結構深いです、このお話。

 ジョン・ベネットは、友達が一人もいない寂しい少年。8歳のクリスマスに両親にプレゼントされたのは、お腹を押すと「ダイチュキ」と話すテディベア。ジョンは、テッドと本当の友達になれるよう神様にお祈りします。

 時は流れ、ジョンとテッドは、35歳の悪友同士。テッドの顔つきや毛羽立ち具合が“おじさん化”していて可笑しい。ジョンは、テッドという無二の親友を得て自信をつけ、今ではすっかりフレンドリーな性格。4年間交際しているロニーという恋人もいます。片やテッドは、酒と女とマリファナ漬けの不良クマになっていました。

 ロニーは、二人だけのジョークで盛り上がるジョンとテッドに疎外感を感じ、テッドもジョンを自分に繋ぎ止めようと、仕事中のジョンをあの手この手で誘惑します。遂にロニーは、自分とテッドのどちらかを選ぶよう迫り、テッドを家から出さなければ、ジョンと別れると言い渡します、、、、、

 少年時代から夢中のアニメやヒーローものをちらつかせ、テッドはジョンを自分の方へ引き寄せます。それは、子供時代の二人の幸せな時間を呼び戻すものでした。テッドの存在こそが、ジョンの少年の心そのもの、のようです。 

 恋人と新しい世界へ踏み出すため、きっぱり過去に決別するのか、それとも密かに引きずっていくのか。ジョンとテッドの激しくも哀しいバトルの末に行き着いた場所は、、、、

 少年の心を丸ごと捨てては寂しいし、広げっぱなしもまずい。テッドがいてこそ自分の大好きなジョン、と気づいたロニーに、テッドも二人と新しい絆を結びます。それぞれが辿りついた心の落ち着きどころでした。お下品なセンスも愉快。やさしい気持ちになれた好みの映画でした。


@TOHOシネマズ西新井


★次回は、竹西寛子の「五十鈴川の鴨」です。

by cuckoo2006 | 2013-03-10 17:07 | 洋画 | Trackback | Comments(0)

弥生「桜餅」えてがみどどいつ

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並んだ和菓子の春とりどりに花よりほのかな桜餅
by cuckoo2006 | 2013-03-06 13:31 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)