小説、映画、絵手紙、都々逸
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神無月洗濯物 えてがみどどいつ

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幾何学模様の秋一面へ洗濯物から手を離す
by cuckoo2006 | 2013-10-30 19:02 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

「イーハトーボの劇列車」作井上ひさし 演出鵜山仁


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■作井上ひさし■演出鵜山仁■出演井上芳雄 辻萬長 大和田美帆 木野花 土屋良太 石橋徹郎 小椋毅 松永玲子 田村勝彦 大久保祥太郎 鹿野真央 みのすけ 演奏:荻野清子
■ストーリー
大正七(一九一八)年十二月二十六日、宮沢賢治は、故郷花巻から東京に入院している妹・とし子の見舞いを目的に上野行きの夜行列車に乗り込んだ。その手には大きな革のトランクが握りしめられ、たくさんの願いが詰め込まれていた。
「大好きな音楽を聞き、エスペラント語の勉強をする。そのためには家の重圧から逃れ、父の庇護の下を離れなければならない。そして何よりも真の生き方を探すことである」
賢治は、東京に理想郷を求めては挫折を繰り返し、九度の上京の中でいつしか花巻に理想郷を見いだす。東京での出来事と上京する列車の中で賢治の童話から抜け出たような人物たちと織りなす夢のような時間が交差する。そして挫折の度に突然現れる背の高い、赤い帽子の車掌から手渡される「思い残し切符」とは・・・・・・。
井上ひさしが愛してやまない日本語に、不思議でかわいらしい、そして輝くような魅力を付け加えてくれた、岩手花巻人である宮沢賢治の評伝劇。文学、音楽、化学、農業、宗教、芸能など多岐にわたる才能を、虚弱ゆえ叶えることが出来なかった賢治。この数々の大切なものを、鵜山仁の新演出で現代に問いかけます。
ミュージカルだけでなくストレートプレイでも高い評価を得ている井上芳雄をはじめとする実力派の新キャスト陣を迎えて、十四年ぶりに再演いたします。(こまつ座HPより)


 宮沢賢治と井上ひさしの世界に、同時に浸りました。

 学生服姿の賢治が妹とし子の看病に上京するところから、37歳で亡くなるまでの時間。幻想的な賢治の世界を、井上ひさしが言葉の魅力いっぱいに紡ぎます。

 舞台には、楕円形のお盆のような回り舞台が乗り、そこが上り夜行列車や賢治の下宿先になり、また宇宙と繋がる空間にもなります。役者達の発する賢治作品独特の擬音と、小気味いい台詞回しに賢治の人生がテンポ良く展開していきます。

 理想を掲げ清貧の中を生きた人、というのが私の賢治像でしたが、彼が岩手の名家の体が丈夫でないボンボンだったことも初めて知りました。もちろん一貫して弱い立場の人の側に身を置き、肉食の罪の意識を感じ菜食を通した賢治は、「雨ニモマケズ」のイメージそのものですが。

 それでも一方、家業を嫌い、父親と対立しながらも理想郷を作るための活動資金を実家から受け続けます。元祖モラトリアム人間のデクノボーではありませんか。親近感が増してしまいます。

 ユートピアを作る、という賢治の夢は、周囲の大人達には甘いと吐き捨てられ、暮らしに追われる農民達には全くの絵空事。孤立する賢治は、夢と絶望の間を揺れ動きます。そして、唯一の理解者だった妹とし子を病で失います。

 疲れ切って列車で眠り込む賢治に、賢治の本の登場人物達が、もう楽にしてやろうと窓から冷たい風を入れます。作者の優しさが染みました。賢治は肺炎のため亡くなります。

 最後は、死者の世界へ旅立つ銀河鉄道発車の場面。「これから私達が行く場所は、あなた方がいるような暖かで楽しい場所ではありません」という木野花の放つ台詞に涙が出そうになりました。何時か必ず自分もそこへ行くことが感じ取れたら。それでも、旅立つ人達の表情は一様に穏やかなものでした。

 紀伊国屋書店で、「銀河鉄道の夜」の文庫本を買って帰りました。劇中で歌われた「星めぐりの歌」、そして、物語に散りばめられた「思い残し切符」、、、賢治のやさしい世界に浸っています。郷愁を感じるような舞台でした。


@紀伊国屋サザンシアター



    星めぐりの歌

    宮澤賢治


    あかいめだまの さそり
    ひろげた鷲の  つばさ
    あをいめだまの 小いぬ、
    ひかりのへびの とぐろ。

    オリオンは高く うたひ
     つゆとしもとを おとす、
    アンドロメダの くもは
    さかなのくちの かたち。

    大ぐまのあしを きたに
    五つのばした  ところ。
    小熊のひたいの うへは
    そらのめぐりの めあて。

by cuckoo2006 | 2013-10-26 21:37 | 舞台 | Trackback(1) | Comments(2)

3分スピーチ@話し方教室、始めました♪

 皆さま、こんにちは。

10月のテーマは、「スポーツ」。
2020年の東京五輪開催が決まりましたね。
そこで今日は、1964年、前回の東京オリンピックのことをお話ししたいと思います。

皆さんは、東京五輪では、どんな記憶をお持ちでしょうか。
今日は、記憶がないという方々の方が多そうですが、、、、
競技会場で観戦された種目がある、という方はいらっしゃいますか?

私の東京オリンピックの一番の思い出というと、マラソンのアベベを見たことです。
当時、新宿の小学生だった私は、両親に連れられ、家から歩いて甲州街道までマラソンの応援に行きました。
道路沿いで、大勢の人達と一緒に、ランナーが来るのを今か今かと長い時間待ちました。
すっかり待ちくたびれた頃、突然、歓声と拍手が起こり、目の前を細く褐色の肌をした人が物凄いスピードで駆け抜けました。
颯爽とした姿の、それがアベベでした。
「4年前のローマ大会の時は裸足で走ったけれど、今回は運動靴を履いていた」と父が言ったことを覚えています。
アベベが通り過ぎた後、また待っても待っても誰も来ずに、すっかり飽きてしまった私はもう帰って友達と遊びたい、と駄々をこねました。
その後の記憶はないのですが、父は残り、母は私を連れて家へ帰ったそうです。
そして、アベベの後、御存じ日本の円谷幸吉選手が現れたのです。
母からは、「アンタがぐずるから、せっかくの日本人選手を応援できなかった」と責められたものです。

それから4年後、メキシコ五輪を目前にし、円谷選手は勝たなくてはという責任感から自ら命を絶ったのも皆さんご存知のことと思います。
私はその時、中学生になっていたのですが、母が「アンタが帰る帰るって言うから円谷選手を見られなかったけど、実際に見ていたら、かわいそうで苦しい気持ちになったかもしれないわねえ」言ったのを思い出します。

東京五輪当時、中学生だった兄は、学校から国立競技場へ観戦に行き、男子100mのボブ・ヘイズを見たそうです。今でいうならウサイン・ボルトですね。
今でも、私が「アベベを見た」と言うと、兄は「オレはヘイズを見た」と対抗してきます。

2020年も、何か思い出に残る競技を直に見てみたいと楽しみにしています。

ありがとうございました。
by cuckoo2006 | 2013-10-15 17:21 | 3分スピーチ@話し方教室 | Trackback | Comments(0)

神無月菊 えてがみどどいつ

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菊の花びら零れる墓に誰が来たのか訊いてみる
by cuckoo2006 | 2013-10-12 17:04 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)

「少年H」監督降旗康男

a0163466_1525849.jpg解説
作家・妹尾河童の自伝的小説で、上下巻あわせて340万部を突破するベストセラーを、「ホタル」「鉄道員(ぽっぽや)」の降旗康男監督が映画化。太平洋戦争下という時代に翻弄されながらも、勇気や信念を貫いて生きた家族の激動の20年間を描き、実生活でも夫婦の水谷豊と伊藤蘭が夫婦役で映画初共演を果たした。昭和初期の神戸。名前のイニシャルから「H(エッチ)」と呼ばれる少年・肇は、好奇心と正義感が強く、厳しい軍事統制下で誰もが口をつぐむ中でも、おかしなことには疑問を呈していく。Hはリベラルな父と博愛精神に溢れる母に見守られ成長し、やがて戦争が終わり15歳になると独り立ちを決意する。(eiga.comより)


 水谷豊演ずる少年Hの父親が、もう良かった!“相棒の右京さん”の面影は微塵もありません。これぞ名優の証ですね。

 「お父ちゃんはどうして戦争に行かへんの?」と幼い娘に訊かれ、「お父ちゃんは、身体も小さいし年取ってるし、、つまり戦争には向かへんのや」と妻(伊藤蘭)にフォローされ、微かな笑みを見せる父親。このお父ちゃんに、とても引かれました。

 紳士服仕立ての確かな腕を持ち、誰に対しても優しく腰が低い。家族にも声一つ荒げることはありませんが、良識と勇気を持ち、世の中の動きを正確に捉えています。

 好奇心いっぱいに飛び跳ねる息子・肇にも、「ええか、今は我慢する時や。あんたも滅多なことしたらあかんよ」と教え諭し、不必要な揉め事を起さぬよう、世の中の流れに逆らわぬよう、家族を守りながらも、困っている人達には陰ながら手を貸します。物事の核心をきちんと掴み、確かな現実対応能力がある。町の英雄って、こういう人のことを言うのでしょう。

 そして、戦争って嫌だ、と心底感じました。お父さんとは正反対の、威張りたがり屋に怒鳴りたがり屋が、お国のためという大義名分のもと、幅を利かす。万歳、万歳、の声が虚しく哀しく響きます。普通の人々も、恐れや不安から疑心暗鬼になり、中傷さえし合う。皆、自分のことしか考える余裕がなくなっていきます。

 「この戦争はいつか終わる。戦争が終わったとき、恥ずかしくない人間になっとらんといけんよ。自分の目で見て、耳で聞き、自分で決めるんや」、そう言っていたお父さんは、戦争が終わったとき、魂の抜け殻のようになってしまいます。何もかも新しくなった世界へすぐには適応できない不器用さこそ、誠実で真っ当な反応に思えました。

 やがて、お父さんも修理したミシンを手にし、再び洋服を作り始めます。再開第一作目のブラウスとスカートを妻が着て見せるのはいいシーンです。そして肇も父と同じ15歳で自立する決心をします。ちゃぶ台を囲む家族に既視感のあるような懐かしさを感じました。そして何より、戦争は吐き気がするくらい嫌なものだ、と実感させてくれる映画。小・中・高校生に是非観てもらいたい作品です。

 
@TOHOシネマズ西新井
by cuckoo2006 | 2013-10-09 16:42 | 邦画 | Trackback | Comments(0)

神無月コスモス えてがみどどいつ

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一台逃したホームの端にコスモスひとかたまりの秋
by cuckoo2006 | 2013-10-03 16:42 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(0)