小説、映画、絵手紙、都々逸
by cuckoo2006
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皐月「リュックサック」えてがみどどいつ

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林間学校夜空に線を引いて柄杓が見えてくる

by cuckoo2006 | 2018-05-30 17:25 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(3)

皐月「ピンクのカーネーション」えてがみどどいつ

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気にしなさんなと笑った母の声が棲んでる耳の奥

by cuckoo2006 | 2018-05-21 14:34 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(3)

皐月「山紫陽花」えてがみどどいつ

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二人が出逢った五月になって街はあじさい色の風

by cuckoo2006 | 2018-05-16 17:07 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(2)

「崩れる脳を抱きしめて」知念実希人〔著〕

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 内容紹介

彼女は幻だったのか?
今世紀最高の恋愛ミステリー!!

作家デビュー5周年、
実業之日本社創業120周年記念作品

圧巻のラスト20ページ!
驚愕し、感動する!!!
広島から神奈川の病院に実習に来た研修医の
碓氷は、脳腫瘍を患う女性・ユカリと出会う。
外の世界に怯えるユカリと、過去に苛まれる
碓氷。心に傷をもつふたりは次第に心を
通わせていく。実習を終え広島に帰った
碓氷に、ユカリの死の知らせが届く――。

彼女はなぜ死んだのか? 幻だったのか?

ユカリの足跡を追い、碓氷は横浜山手を
彷徨う。そして、明かされる衝撃の真実!?
どんでん返しの伝道師が描く、
究極の恋愛×ミステリー!!
2度読み必至!


 毎度、同じ前置きで恐縮ですが、私の大好きな又吉直樹さんが、同じく作家であるNEWSの加藤シゲアキさんと「タイプライターズ~物書きの世界」という番組の司会をしています。毎回、作家のゲストを迎え、その素顔や執筆の裏側を探求していきます。

 フジからBSフジへ移行した第1回目のゲストは、現役医師にしてミステリー作家の知念実希人さん。観覧車に乗った三人が、それぞれの文筆のスタイルなどを披露し合います。そこで知念さんの最新作「崩れた脳を抱きしめて」(2018年本屋大賞ノミネート作品)が紹介されました。

 研修医・碓氷は富裕層向けの療養施設「葉山の岬病院」へ実習に行く。そこで脳腫瘍を患う女性・ユカリと出会う。ユカリの担当医となった碓氷は余命いくばくもない彼女に寄り添う。心に傷を持つ二人は次第に引かれ会うようになる。実習を終え、故郷へ帰った碓氷にユカリの死の知らせが届く。岬病院へ舞い戻った碓氷が院長から告げられたのは思いも寄らない言葉だった。「君は一度もユカリさんを診察していない。全部、君の妄想なんだよ」病室にもユカリさんがいた痕跡は何一つ残っていなかった、、、、

 これは面白そう!作者が一瞬で思いついたというトリックをどうしても知りたくなり本屋さんへ向かいました。大掛かりな謎を一刻も早く解き明かしたい気持がビュンビュンページを捲ります。

 本当にすべては妄想だったのか?と思わせてからの展開に、オバサンの脳は必死について行きます。終盤は頭が大混乱しました。それでも、すべての伏線を回収し、物語は鮮やかに着地してみせます。若い作者と読者にとって今や、この複雑な絡まり具合がミステリーのスタンダードなのでしょうか。

 トリックを言葉で解説するのが、ややこし過ぎてネット上での完全ネタバレは心配なさそう。解説に「どんでん返しの伝道師」、「2度読み必死!」とあり安心もしました。又吉さんがらみで、中村文則さんに続いてまた新しい作家に出会いました。だいぶ草臥れました。


by cuckoo2006 | 2018-05-14 16:00 | 本(日本のもの) | Trackback | Comments(3)

皐月「蕎麦湯入れ」えてがみどどいつ

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昼の暖簾は常連ばかり蕎麦湯を待ってる爪楊枝


♬♬♬ ♪♪♪ ♫♫♫ ♪♪♪ ♬♬♬ ♪♪♪ ♫♫♫ ♪♪♪ ♬♬♬

今日のハル
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「ゴールデンウィークは、またまたトネリ公園に行ったんだあ」

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「白詰草の上を駆け回ったよ~」


by cuckoo2006 | 2018-05-11 23:33 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(5)

皐月「カーネーション」えてがみどどいつ

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道を尋ねてお喋りしてる地図はいらない春の旅

by cuckoo2006 | 2018-05-08 17:38 | えてがみどどいつ | Trackback | Comments(2)

「リメンバー・ミー」監督リー・アンクリッチ


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解説

「トイ・ストーリー3」でアカデミー賞を受賞したリー・アンクリッチ監督が、陽気でカラフルな「死者たちの世界」を舞台に描いたピクサー・アニメーションの長編作品。日本におけるお盆の風習にあたるメキシコの祝日「死者の日」を題材に、音楽を禁じられたギター少年ミゲルの冒険や家族との強い絆を、数々の謎と音楽を散りばめながら描いた。物語の鍵を握る劇中歌「リメンバー・ミー」の作詞・作曲を、「アナと雪の女王」の「レット・イット・ゴー ありのままで」を手がけたクリステン・アンダーソン=ロペス&ロバート・ロペスが担当。第90回アカデミー賞では長編アニメーション賞および主題歌賞を受賞した。天才的なギターの才能を持つ少年ミゲルはミュージシャンを夢見ているが、過去の悲しい出来事が原因で、彼の一族には音楽禁止の掟が定められていた。ある日ミゲルは、憧れの伝説的ミュージシャン、デラクルスの霊廟に飾られていたギターを手にしたことをきっかけに、まるでテーマパークのように楽しく美しい「死者の国」へと迷いこんでしまう。ミゲルはそこで出会った陽気で孤独なガイコツのヘクターに協力してもらい、元の世界へ戻る方法を探るが……。(eiga.comより)


 ゴールデンウィーク真っ只中の「リメンバー・ミー」は大入り満員。前から2番目の席が一つ見つかり辛うじて最前列を免れました。 

「アナと雪の女王」の続編の短いお話に続き本編が始まります。4年前にも同じ場所で「アナ雪」を観ましたが、今回の「リメンバー・ミー」の方が私はずっと好みでした。

 先祖代々、靴職人の家に生まれた少年ミゲルは大の音楽好き。けれども一家は、すべての音楽に触れることを固く禁じてきました。それは曾祖父に纏わる暗い過去があったからです。

 一年に一度、祖先が家に帰る「死者の日」に渡る橋や「死者の国」の存在が、日本古来の「盂蘭盆会」や「黄泉の国」に重なります。奇想天外なストーリーにもスーッと入っていけます。

 死者への、この世にいる人間の思いが、あの世での死者の待遇に影響する、自分が忘れられているのを死者は知っているなど、鮮やかな画面のディズニー映画から突きつけられるものがありました。

 私が一番好きだったのは「ママ・ココ」、このオバアチャン・キャラクターが効いています。終盤の「ママ・ココ」の見せ場では、右と後ろの席から小さな女の子の号泣に近いすすり泣きが聞こえてきました。この場面で大泣きするとは、しっかり物語を理解している証。子どもって感受性が高いのだなあとオバサン感激してしまいました。

 いかにも「いい人」が実は「極悪人」だったのは「アナ雪」と同じ。大どんでん返しの大ハッピーエンドに最後まで退屈しないお伽噺でした。


@TOHOシネマズ西新井 

by cuckoo2006 | 2018-05-06 17:31 | 洋画 | Trackback | Comments(3)

「AX(アックス)」伊坂幸太郎〔著〕

       
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最強の殺し屋は―恐妻家。「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。一人息子の克巳もあきれるほどだ。兜がこの仕事を辞めたい、と考えはじめたのは、克巳が生まれた頃だった。引退に必要な金を稼ぐため、仕方なく仕事を続けていたある日、爆弾職人を軽々と始末した兜は、意外な人物から襲撃を受ける。こんな物騒な仕事をしていることは、家族はもちろん、知らない。『グラスホッパー』『マリアビートル』に連なる殺し屋シリーズ最新作!書き下ろし2篇を加えた計5篇。 内容「Bookデータベースより」

 久しぶりに読んだ伊坂幸太郎作品。本屋大賞にノミネートされています。主人公は恐妻家の殺し屋「兜」。請け負った闇の仕事と、家庭での妻への過剰な気遣いが並行して描かれます。

 妻への返答は、「大変だねえ」が基本。どんな状況下でも、まず「大変だねえ」と返せば怒られることはない。妻の話には常に大きく相づちを打つこと。オーバーリアクションをしても怒られることはない。どんな時にも妻の発する「裏メッセージ」を読み取ることを怠らず、家庭の平和を維持する「兜」が何とも言えない可笑しさです。我が家の茶の間と重なってしまいました。

 読み始めは、伊坂さんやや手を抜いたのでは?という一章完結の、あっさり目のお話が続き、これは本屋大賞は遠いと思いました。けれども中盤以降、「兜」の大人になった息子「克巳」が登場するあたりから、ページを捲る指は二倍速になります。文房具メーカー営業マンの父「三宅=兜」を同情かつ尊敬していた「克巳」が父の足跡を辿ります。

 不本意な仕事をしなければならないこと、それでもどんな状況であれ仁義は通すこと、殺し屋稼業に現実社会が重なります。殺し屋の哀しさに、お父さんの哀しさが重なります。最終章を読み終わった時、「兜」の人生が沁みてきました。

 今回、夫婦のやり取りや、特に幼い子どもの描写など、目の前で見ている臨場感がありました。伊坂作品を読んで作者の日常が浮かんできたのは初めてです。伊坂さんも毎日頑張っているのだなあと。プライベートは全く存じませんが。

 2018年本屋大賞は、辻村深月さんの「かがみの孤城」に決定。「AX」は5位となりました。

by cuckoo2006 | 2018-05-04 20:53 | 本(日本のもの) | Trackback | Comments(2)